共創パートナー募集
- DNPが運営するバーチャル渋谷区立宮下公園や札幌市北3条広場で展開できるコンテンツや技術を持つ企業
- リアルとバーチャルをリアルタイムで繋ぐ技術や体験価値作りを行っている企業
- メタバースを構成する先進的な技術を保有、もしくは作ろうとしている企業
- スマートグラスを活用した拡張体験を作る技術やサービスを保有している企業
- Web3.0とメタバースを掛け合わせた新たな価値づくりにおいて自社の技術・サービスを活用したい企業
PROJECT REPORT 活動報告
PROJECT
XRの活用で、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験価値と経済圏を創出
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新着更新2024.1.26
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新着更新2023.9.19
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新着更新2023.8.30
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新着更新2024.2.13
大日本印刷と三重県桑名市 行政サービス向上と窓口業務のDXに向けた「メタバース役所」の実証事業を開始
「誰一人取り残さない、デジタル社会の実現」に向けた連携協定を締結
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、三重県桑名市(市長:伊藤徳宇)と、「誰一人取り残さない、デジタル社会の実現」に向けた連携協定を2024年1月26日(金)に締結しました。両者はこの協定に基づき、「電子申請手続きの総合窓口」「各種相談業務」「市民交流の場」をインターネット上の仮想空間・メタバースで提供する「メタバース役所」の実証事業を2024年2月26日(月)に開始します。
詳細については以下のURLをご参照ください(2024年1月26日 DNPニュースより)
大日本印刷と三重県桑名市 行政サービス向上と窓口業務のDXに向けた「メタバース役所」の実証事業を開始 | ニュース | DNP 大日本印刷
DNP×ハコスコ|XRコミュニケーションとブレインテックの融合でつくる新たな価値とは
2023年7月末に発表された、大日本印刷株式会社(以下:DNP)によるハコスコ社のグループ会社化。そのニュースリリースの背景にあるM&Aの経緯をはじめ、両社の狙いと思いは──。DNPから、常務執行役員/ABセンター センター長の金沢貴人氏と、ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニット ユニット長の浜崎克敏氏、そしてハコスコ社から藤井直敬氏と太田良けいこ氏があらためて語らう。
大日本印刷㈱ 常務執行役員/ABセンター センター長 金沢 貴人氏(写真左)
大日本印刷㈱ XRコミュニケーション事業開発ユニット ユニット長 浜崎 克敏氏(写真右)
㈱ハコスコ 藤井 直敬氏(写真左)、太田良 けいこ氏(写真右)
両社の出会いから子会社化に至るまで
まず、なぜハコスコ社がDNPにジョインすることになったのか。子会社化に至る経緯を教えてください。
浜崎:DNP内の部門横断で「XRコミュニケーション事業」を推進しようと始めたのは2021年。その当初から、外部企業との共創・連携により進めていくことを念頭に置いてました。と言いますのも、多人数が同時参加するメタバースを中心とした新しいビジネス領域が立ち上がっていく中、DNPはこれまでクライアントワークとしてCG技術を活用したアウトプットを提供することが主で、自分たちで一から体験価値を作り上げることは経験として少なかった。
つまりDNPが主体的に新しい体験設計、価値提供を作り出すには、従来のDNP内部にはない考え方、発想、クリエイティブ、技術が必要になることが明らかだと考えていました。クリエイティブアソシエーションであるC株式会社と2019年に資本業務提携に至ったのもその狙いのうちのひとつですね。その後も第2ステップ、第3ステップとさまざまなパートナー企業から先行したノウハウを吸収しながら、「未来のあたりまえ」に繋がる価値提供を目指してきた。そういう点ではハコスコ社との合流は良いタイミングだったと感じています。
今回のM&Aにあたり、ハコスコ社としてはどういった経緯でDNPに打診されたのでしょうか。
藤井:今回DNPへの相談にあたり 考えたのは、「ハコスコ社が持っている特徴を活かす一番いいパートナーはどこか?」という問いでした。
もともとハコスコは、ひとつの事業に特化して会社をスケールすることが目的ではなく、さまざまな事業の可能性を探求していかに社会をより豊かにしていくか、という理念で動いている会社です。ぼくらは「現実科学」と標榜していますが、その現実科学をベースに社会をよりよいものにすることを中心に据えているので、「今やっている事業の売上をそのまま伸ばしましょう」というパートナーでは、おそらく我々の価値の半分以下も引き出せないだろうと考えました。
では、どういう人たちと一緒になれば互いにハッピーになるか考えたとき、やはり幅広い領域で事業をおこなっていて社会的インパクトもそれなりの規模の会社なんじゃないか、と。ですので、DNPさんは最初に思いついた候補先で、実際最初にご相談させていただいた会社だったのです。
この期待とアピールを受けて、どのような印象をうけますか?
浜崎:意外でした。社名の通り「ハコスコ」というダンボールのヘッドセットサービスで、すでにかなりの数を展開されていましたから。事実、VR市場が大きく2つあるとすると、ひとつは本格的なHMD(ヘッドマウントディスプレイ領域と、もうひとつがスマホ等を活用したものなのですが、それらの領域がハコスコと、完全に会社名イコールブランド名として広く浸透していましたからね。そこがDNPと完全に合流したいと聞いて、様々な企業とも仕事をされていた経緯も存じ上げていましたので、本当にDNPですかと確認したのと共に先行している会社と一緒になれるのは楽しみでもありました。
またメタストアの存在に関して期待感は強くありましたね。わたしたちは「PARALLEL SITE®」というメタバース上の構築サービスを提供しているのですが、それだとどうしてもシステムの規模感が大きな案件が対象になりがちです。まだまだメタバースやXRの市場がこれからという状況で、より早く、より簡単に実証いただける環境はどうあるべきかと考えていた矢先、昨年夏にハコスコ社から「メタストア」が出てきた。XRコミュニケーションの分野で新たな価値創出を検討するプロジェクトを進めている中で、ハコスコ社の方からM&Aの相談が来た。このタイミングが一致したのが意外でもあり、運と言いますか、ご縁を感じたところです。
金沢センター長はどのような印象を持たれたでしょうか?
金沢:ハコスコ社の魅力は大きく2つあります。まず1つは、ハコスコ社の製品・サービスそのものが、とてもスマートで尖っている点。我々だとどうしてもあれもこれも必要だと肥大化してしまいます。そこを「いま必要なのはこれでしょう?」と製品とサービスが端的でわかりやすく、しかもキュートです。その我々にはない観点が魅力的で、ぜひ一緒に進んでいきたいと。
もう1つは、藤井さんと太田良さんの人間的な魅力です。過去の実績はもちろん、さまざまなことに対する興味、好奇心の強さと深さに惹かれました。我々ABセンターに足りないものを持っているし、一緒に歩むことで我々は貴重な財産を手に入れることになるな、と感じたのです。
ハコスコ社のおふたりが最終的にDNPを選んだ決め手は?
藤井:最初はやはり我々のメタストアという事業から話が始まったのですけど、お話を進めているうちに、ぼくら2人が持っている能力ややりたいこと、未来に対するイメージなどを共有できる方々だなと実感できたのが決め手でしたね。
太田良:DNPに相談する前に、当然コーポレートサイトを拝見したわけですが、そのとき初めてDNPのブランドステートメント「未来のあたりまえをつくる。」を知りました。私としてはもうこの一言で「私も一緒に未来のあたりまえをつくっていきたい!」と思いまして。私たちはハコスコのエグジットの先を「ハコスコシーズン2」と呼んでおりますが、そのテーマにもっともふさわしいと感じました。
また、先ほどお話にも出ていた競合他社とのお話もある中で、おそらくDNPなら「これを作りなさい」という形ではなく、カルチャーを尊重しつつ、共に未来のあたりまえを一緒に作っていけるのではないかと感じたのも決め手でした。ニュースでもDNPの取り組みが頻繁に取り上げられる中、「新しいカタチを作っていく」「これは文明開化だ」という意気込みをお伺いし、この「未来のあたりまえ」を一緒に作らせてもらえたらないいな、ということで参画させていただいた次第です。
藤井:その「ハコスコシーズン2」と言えるようになったのもDNPと一緒になれたからです。これがもし「メタバースの会社に買収されました」だと「シーズン1.5」どまりだったと思います。DNPと一緒になったからこそ本質は変えず、ステージを変えてスケールやインパクトを今よりもっと大きくしていける。それが我々としての喜びでした。
太田良:「なぜ選んだのか?」という質問でしたが、あくまで「選んでいただいた」という立場であり、そこには感謝しかありません。いま我々のようなスタートアップがどんどん増えていますが、一方でエグジットできずに優秀な経営者が立ち往生してリビングデッド化しているケースがたくさんあります。そこをDNPが我々に出口として次の活躍の場を与えてくれた。そのことに対して感謝しかないですし、私達の感謝をできればその先につなげていけたらいいなと。つまり、スタートアップ卒業生として、多様な出口戦略というものを社会に示していけたらいいなと思っています。
新たなスタートを切り、両社が描く「未来のあたりまえ」とは
ディール開始からクロージングの2023年7月までに印象的なエピソードがあれば教えてください。
浜崎:苦労というより、あらためて課題だと感じたのはスタートアップの評価方式です。減点方式は理解できますが、新しい価値を求める姿勢として従来のままでいいのかと首をかしげてしまうシーンがありました。そもそも文化の異なる会社と一緒になるのですし、未来のあたりまえを作る取り組みのひとつとして、評価方式も進化させていかないと、お互いの理解も進まなければ参加者のストレスも高まるばかりではないか、というのが今後の課題と認識した。
実際、登記上の本社社屋としてハコスコカフェが静岡県熱海市にあったのですが、会社機能がメタバース空間においてバーチャルとして稼働していることへの評価は新しい観点での検討でした。
藤井:あれは、おかしかったですね(笑)。
太田良:そんなハコスコカフェに、浜崎さんと金沢さんがリアルに来てくださっているからまた面白い。しかも、ちょうどいらした日にNHKニュースでメタバースのハコスコオフィスが出て、「堅牢でセキュリティに配慮したハコスコ社」として全国に報道されました。プレスリリースでハコスコカフェをバックに、DNPの蟇田専務や浜崎さんが出てくださったことも可笑しかったですね。
ハコスコメタバースオフィスmetastore (hacosco.com)
浜崎:確かに、プレスリリースがもっとも印象的だったかもしれません。プレスリリースは、さまざまなステップを踏んで最後の晴れ舞台です。そのプレスリリースには左から金沢、わたし、藤井さん、太田良さん、弊社蟇田専務と並んでいるのですが、社内から「蟇田専務のあんな笑顔を見たのは初めてだ」「金沢常務のガッツポーズでのリリースってすごいね」と方々から言われました。
あんなににこやかな蟇田専務を見たのは初めてです。そのくらい喜ばしかったんだな、と。
太田良:まさにプレスリリースのエピソードを受けてですが、我々が初めて市ヶ谷のDNP本社に伺ったのがクロージングの日で、一度もその前にリアルでご対面することなく今回のディールをお受けいただいたところに、関係者みなさんの心意気を感じております。
藤井:通常でしたら何度も本社詣でをして「よろしくお願いします!」とお願いするところですが、逆にあのあばら家に2回もお越しいただいて。「ぼくらはなんて常識がないのだ」と思いました。でも、一応うかがいましたよね?「本社に行かなくていいのですか?」と。
太田良:本当にそういった面でもお気遣いいただいて。DNPのお会いする方みなさん優しくて、リスペクトしてくださっていることに感謝ですね。
プレスリリースが出てからちょうど1ヶ月です。この間のみなさんの印象は?
太田良:まずはハコスコのミッションを決めましょう、と箱根・DNP創発の社でみなさんと合宿しました。そこで決まったのが「DNPイノベーション特区として、事業創造〜育成を担う基盤を構築」。ハコスコシーズン2として、このお題をいただき、このパラダイムシフトに携わらせてもらえることにワクワクしています。
浜崎:当初は、ディールの当事者以外のリリースまで知らなかったメンバーがハコスコ社とどう関わっていくのかが課題でした。当初は彼らもとまどっていましたが、この1ヶ月間で見方や目線が変わり、自分たちと一体の部門なのだということを認識してもらえたと思っています。今はハコスコ社やメタストアのポテンシャルを、社員としていかにノウハウ吸収していくかというターム。その変化のさなかです。
金沢:ハコスコには社員以外にも、同社にジョインしている方や、藤井さんが関わるデジタルハリウッド大学をはじめとしたネットワークも刺激的です。ハコスコ社単体で閉じることなくこのネットワークを活用できれば、さまざまな意味でXR業界や新規事業開発の有効なハブになる。そういったことを、あらためて感じた1ヶ月でした。
最後に。両社に対しての期待をスケッチブックに描いてみてください。
藤井:「価値創造」
今までもぼくらは新しい価値を生み出したいと常々やってきましたが、やはりスタートアップですと規模が小さい。DNPと一緒であれば、よりブーストし、幅広い領域、ハコスコ社に閉じない領域にまたがって新しい価値創造ができるのではないかと期待しています。楽しみでしかたありません。
太田良:「イノベーション特区」
先ほどのお話のとおり、イノベーション特区を作ります。そこで起こるパラダイムシフトに乞うご期待です。毎日2人でずっとその話を朝から晩までやっています。夫婦の話題が「未来のあたりまえ」なんですね。
藤井:本当にずっとやっています。我が家ではもちきりなんです。
浜崎:「TRY AGAIN」
組織風土として、考えただけで終わることが多いのも事実。そうなるとトライすること自体が目的化している部分があって、うまくいかなそうだと思ったらやめてしまう。何度でも諦めずに挑戦することが少ないからこそ、慎重で、成功するものしかやらない。結果、遅れをとる。だからこそ、失敗しても諦めずに工夫して挑戦する、TRY AGAIN。そのためにはスピードをもって動ける実験カンパニーであるハコスコの精神が、ABセンターにも良い影響をもたらせばいいなと思っています。
金沢:「変革」
月並みですが「変革」。今回ハコスコ社はDNPグループになりましたが、決してDNPに染まることなく、逆に我々を感化してほしいという期待をもっています。
おふたりから、ハコスコ社に静岡銀行から研修派遣された若い方が、当初大人しかったのが半年で見違えるように積極的になった、と聞きました。価値創造やイノベーション特区はもちろんですが、我々ABセンターの思考パターンや行動パターンを、半年、1年で変革させてほしい。やがてはDNP本体の考え方や仕事のやり方を変えてほしい。そんな気持ちです。
本日はありがとうございました。
メタバースのビジネス活用例 オンラインセミナー 9月4日 DNP×ハコスコ共同開催
【この記事はこんな方におすすめ】
- メタバースでどんなことができるのか、どんな効果が得られるのか知りたい方
- メタバースのビジネス活用事例を知りたい方
- メタバースやデジタル技術を活用したビジネス展開を検討されている方
- デジタル技術を用いてDX推進を検討されている方
- デジタル技術を用いて話題性や魅力発信をしていきたい方
9月4日に、7月末にDNPグループに加わったハコスコ社(※)との共同セミナーを開催いたします!
DNP x ハコスコ共同セミナー
今すぐ始められる!メタバースのビジネス活用例〜コマースから展示空間まで、多彩な可能性を探る〜
ハコスコ社は「現実を科学し、ゆたかにする」をミッションに2014年に創業。提供している「メタストア」は、企業・自治体のメタバースを使った商取引空間の構築と運営を簡易に実現し、さまざまな文化活動や自治体の地域創生活動を支援しています。
本セミナーでは、「メタバース」とは何か、ビジネスでどのように活用できるのか、ビジネスでどのように活用できるのか、ビジネスに革新をもたらすデジタル技術のアイデアや可能性を、両社のサービス・事例とともに紹介します。
多くの事例を紹介しますので、ご参加くださる皆様の業種や課題当てはめて考えていただける点も多いと思います。
ぜひ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
(※)ハコスコ社グループ会社化に関するニュースは以下URLをご参照ください。(2023年7月31日 DNPニュースより)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/20169599_1587.html
- 登壇者
<株式会社ハコスコ>
メタストア事業部 シニアセールスエンジニア 堀田 健太
メタストア事業部 マーケティングディレクター 齊藤 麻耶
<大日本印刷株式会社>
ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニット
ビジネス推進部 第1グループ リーダー 山川 祐吾 - セミナー内容
- DNP XRコミュニケーション:事例紹介
- ハコスコ メタバースコマース「メタストア」:事例紹介(特典あり!)
- DNP x ハコスコの今後の展開ついて
- 質疑応答
【以下セミナー概要】
- タイトル
DNP x ハコスコ共同セミナー
今すぐ始められる!メタバースのビジネス活用例〜コマースから展示空間まで、多彩な可能性を探る〜 - イベントページ
https://dnphacosco0904.peatix.com/ - 日時・場所
2023年9月4日(月)16:00~17:00 - 開催形式
オンライン(Zoom) - 参加費
無料 - 参加方法
Peatixページ(https://peatix.com/sales/event/3661652/tickets)より、参加登録ください。
お申込み後、Zoomの視聴用リンクをお送りいたします。
注意事項
※セミナー参加URLは参加申し込み完了後、ご登録のメールアドレスへ自動送信いたします。
※ ツールはzoomを使用します。静かな環境からご参加ください。
※ 当日の内容によって、最大30分延長する可能性がございます。(ご都合の良い時間に入退出いただけます。)
※ 内容は予期なく変更となる可能性がございます。
※ ウェビナーの内容は録画させて頂きます。
※ PCでの参加をおすすめします。
■株式会社ハコスコ
「現実を科学し、ゆたかにする」をミッションに、理化学研究所の理研ベンチャー制度により、2014年に創業。メタバースや360度映像配信などのXR事業とBMIや脳活動計測ソリューション開発のブレインテック事業を展開。XRコンソーシアムおよびブレインテック・コンソーシアムの代表理事を務めるなど、先端技術の業界コミュニティ形成にも尽力。
■メタストアとは…
メタバースサービス「メタストア」は、リアルのつながり空間をメタバース上に再現し、臨場的なコミュニケーションで顧客やメンバーのエンゲージメントを高めます。販売や展示スペース、オフィスや学校など、幅広い用途で手軽にご利用いただけます。
<サービス概要>
- サービス名: メタストア
- Webサイト: https://meta.hacosco.com/
- 利用料: 無料プラン・有料プラン(ビジネスプラン 月額1万円)、カスタム制作(30万円〜)
- デモスペース:https://meta.hacosco.com/demo/
自治体向けメタバース・パッケージサービスを提供開始
【この記事はこんな方におすすめ】
- メタバースの活用で、地域の魅力発信、理解促進、産業振興を促進したい自治体
- メタバースの活用で、相談業務や地域コミュニティの活性化をしたい自治体
- DNPが提供するXRロケーションシステム「PARALLEL SITE®(パラレルサイト)」を活用して、簡易的な実証段階からメタバースの活用を検討したい全国の自治体
DNPは、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用して、自治体が抱える4つの地域課題に寄与するパッケージサービスの提供を開始しました。
自治体等がメタバースを本格導入する前の実証実験の企画設計から、空間の構築、本格的な運用まで、ワンストップで支援します。ご興味のある自治体の方はぜひお気軽にコチラからお問合せください!
詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年6月21日 DNPニュースより)
竣工前の建築物をメタバースで構築!企業と生活者の新しいコミュニケーション体験を提供
【この記事はこんな方におすすめ】
- 施設完成前にバーチャルで公開・体験の提供を行いたい企業(オフィスビルや商業施設等を保有する企業、建設会社・設計事務所・デベロッパー等)
- バーチャル施設の活用で、社員のエンゲージメント向上や顧客とのコミュニケーションの活性化施策に繋げたい企業
- バーチャル空間を活用して、就職説明会や国内外の社員が一堂に会する大型イベント等を開催したい企業
DNPは、建築データを基にリアル施設と並行してメタバースを構築し、多様な企業コミュニケーションを支援するサービスを開発しました。
リアルとバーチャルが連動した施設・空間を活用して、新しい働き方や体験を提供したい企業様からのお問合せをお待ちしております。ご興味のある企業様はコチラからお気軽にお問合せください!
詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年6月19日 DNPニュースより)
メタバースで職業体験するワークショップを実施!
【この記事はこんな方におすすめ】
- メタバース空間で子ども向けの職業体験プログラムを提供したい企業
- 教育分野でのメタバース利活用の可能性を検討したい企業
- バーチャル渋谷区立宮下公園等、公共空間の仮想空間を活用した実証実験に興味のある企業
DNPと一般社団法人渋谷未来デザイン、宮下公園パートナーズは、現実の宮下公園を高精細に表現したバーチャル空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を構築し、公共空間の高度な利用に向けた実証事業を行っています。
その一環として、教育分野でのメタバース利活用の可能性を探るために、渋谷区の子どもたちを対象に「メタバース職業体験プログラム」のワークショップを実施しました。子どもたちにとって身近な“店員”の仕事を体験するワークショップを通して、メタバース上でオリジナルストアづくりや接客を体験することで、子どもたちの好奇心や創造性を育み、職業への興味喚起を促しました。
DNPはあらゆる年齢・性別・言語等の人々が、互いに分け隔てられることなく、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験と経済圏の創出を目指しています。さまざまな地域や企業・団体の課題やニーズにあわせて多様なメタバースを提供していきたいと考えておりますので、ご興味のある方はぜひコチラからお問合せください!
詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年6月2日 DNPニュースより)
住宅販売業界の現場の声から誕生した高精細VR変換・閲覧ソフト「VRプレゼンゲートウェイ」がかなえるDXとは【Professionals in DNP#3】
【Professionals in DNP】では、DNPの中で新規事業開発に携わる様々な“ヒト”にフォーカスを当て、事業にかける思いや裏側のストーリーをお届けします。
【この記事はこんな企業におすすめ!】
- 住宅販売業界のDXを進めたい企業
- VR技術の導入により、営業活動を効率化させたいハウスメーカー、リフォーム会社、建材メーカー
- よりリアルなVR内覧を提供したい住宅プレゼンテーションソフトメーカー
DNPは注文住宅などの商談に利用する住宅プレゼンテーションソフトのデータを、最短15秒(当社環境における試験による実測値)で高精細なVRに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を開発し、2022年11月に提供を開始しました。
本ソフトウェアは高精細なVR空間で自由に移動できることで、ハウスメーカー等による住宅プランの提案に関する施主の理解を促進し、打合せ時間の短縮・業務の効率化・成約率の向上など、営業活動のDX化を支援します。
今回は当事業の全体統括を担うABセンターXRコミュニケーション事業開発ユニットサービス開発部の山嵜秀城氏と、販促企画を担う石崎卓氏から、VRプレゼンゲートウェイの開発に込めた思いをお伺いしました。
(DNP ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニット サービス開発部 左:山嵜秀城氏 右:石崎卓氏)
ハウスメーカーなど注文住宅販売の現場の声から誕生したVRプレゼンゲートウェイ
ー山嵜さん、石崎さんはXRコミュニケーション事業開発ユニットの中で新規事業開発に従事していますが、住宅販売業界への取り組みは今までご経験があったのでしょうか?
山嵜:私はもともと画像処理や3Dのエンジニアとして技術開発に携わっていました。ABセンターでは3年ほどVR関連の企画開発に従事し、現在はVRプレゼントゲートウェイの統括として企画・販促をしています。VRの知見は多少ありましたが、住宅販売業界の知識はなく、ハウスメーカー向けにサービスを展開していくのは初めての経験でした。
石崎:私は別の事業部の企画部門で商品企画やセールスプロモーションに長く携わり、セールスプロモーションの企画やデザインや広告写真のディレクターを務めていました。メーカーが生活者に対してどんなコミュニケーションを取り販売していくかは学んでいましたが、住宅販売業界は山嵜同様に知見はありませんでした。
ー最短15秒でVRに変換するソフト「VRプレゼントゲートウェイ」はどのようにして誕生したのでしょうか。
山嵜:DNPはもともと独自の技術でハイクオリティなVR開発を行っており、たとえば自動車やマンションのショールームで利用されるようなセールス向けサービスの販売をしていました。ただ、制作には時間とコストがかかり、マッチする市場ニーズは限定的でした。もっとVRの技術を幅広く利用できないかとリサーチをしていくなかで、ハウスメーカーやリフォーム会社からお話を聞くと、施主それぞれの注文内容に対応して個別に提案ができるようなVR技術を求める声が非常に多かったんです。その要望に答えるためにVRプレゼンゲートウェイがアイデアとして生まれました。
石崎:高級マンションの物件提案で必要とされるような最高画質なものではなく、注文住宅の商談の場で施主の要望にフレキシブルに応えて住宅プランのイメージを共有するために、速くて必要十分なクオリティのVRがあればという声に応えたという経緯です。注文住宅の業界では住宅プレゼンテーションソフトが普及していて、図形を組み合わせていくような感覚で、施主と打ち合わせしながら簡単に3Dの間取りを制作できます。VRプレゼンゲートウェイは、「速さ」に特化した開発をしており、データをVRに変換する処理時間が最短15秒ということが最大の特長です。
注文住宅の打ち合わせでは、施主の要望に合わせて間取りなどを変えていきます。一般的なパース画像では描き直しに時間を要してしまうため、その打合せ時間内では変更をイメージで確認出来ないことが課題でした。
山嵜:ハウスメーカーは商談の際に平面図か簡単なCGパース画像を見せて提案していきます。ただ、それだけでは施主が実際の住宅のイメージをしづらいという声がありました。
(住宅プレゼンテーションデータ(左)と、VRプレゼンゲートウェイで変換した高精細なVR(右)のイメージ データ提供元: 安心計画株式会社様)
石崎:注文住宅はご家族のこだわりを持って建てられるのがポイントなのに、具体的にビジュアルでイメージできないのはとてももったいないですし、商談も非効率ですよね。そのような課題を解決できればと思っています。
「速い」「簡単」「キレイ」を活かして住宅販売業界のDX化を実現
ー技術的なお話をお伺いしたいです。DNPが持つどのような技術を使ってVRプレゼンゲートウェイは開発されたのでしょうか。
山嵜:CGやVRの技術はDNPのエンジニアやデザイナーがいままで培ってきたものがあり、それらをモジュール化し表現できるのがDNPの強みです。VRプレゼンゲートウェイは高精細なVRを生成出来ますが、一番重視しているのは変換の速さですので、フォトリアルと言われるクオリティでなくてもいいと考えています。VRといえばアートやエンターテイメントの領域で高精細な表現として利用されることが多いですが、VRプレゼンゲートウェイは業務用ツールとして機能特化して開発したのがポイントです。VRプレゼンテーションゲートウェイと同等な高精細VRは一般的に市場に流通している中で、我々は少し違った視点で戦うことで、今まで解決できていなかったニーズに応えようとしています。
そんな思いを、社内の開発メンバーとも密に共有し、彼らが中心となってシステム開発をしています。開発メンバーが形にしてくれたものを、私たちがお客様と相対しながらニーズを確認し、その声をもとにまたシステムを改善していく、というチームワークでVRプレゼンゲートウェイは作られています。
(開発メンバーとのディスカッション ABセンターXRコミュニケーション事業開発ユニットサービス開発部第1グループ 左から2人目:藤原巧氏 中央:関口弘樹氏 右から2人目:芦田浩介氏)
ー実際の住宅プランの提案業務の中でテストマーケティングをしたとのことですが、反応や手応えはいかがでしたか?
山嵜:住宅プレゼンテーションソフト「Walk in home(ウォークインホーム)」の開発元である株式会社DTS様に協力いただき、ユーザー企業および販売会社の5社でテストマーケティングを実施しました。もともと現場からは「平面図では住宅のイメージを伝えづらい」という課題を聞いていましたが、VRプレゼンゲートウェイを活用すると、施主にとって驚くほどわかりやすくなったと喜んでいただきました。
そして、商談の場以外にも効果があるという新しい価値の発見にも繋がりました。一般的にVRは変換に1〜2時間ほど要していましたが、VRプレゼンゲートウェイでは最短15秒で施主にご提案できるので、業務効率や契約率の向上に寄与できるということが、テストマーケティング後のヒアリングを通してわかってきました。我々は施主の顧客満足度を上げるサービスとして開発していましたが、DXツールとしても活用できるという発見がありましたね。
石崎:VRプレゼンゲートウェイの利用シーンの解像度が高まったことも、新しい気づきでした。当初、本契約後に施主と設計者との打ち合わせで、相互の認識に齟齬が生まれないようにする効果が喜ばれるのではと思っていました。しかし、テストマーケティングでは商談の前半、つまり施主との契約を獲得するための提案シーンで営業の方が利用したいという意見が多かったです。“契約に繋がる武器”としてのニーズがあることを知ることができました。
山嵜:まずは契約を決めることが重要なので、商談の際に施主がイメージする住宅を再現して提案できるということがリアルな現場でニーズが高かったということです。
石崎:どの業界でもお客様とのコミュニケーションの質が商談の成否に影響することは言うまでもありません。VRプレゼンゲートウェイは、誰でも簡単に操作できるゲームコントローラーでVR空間の中をウォークスルーできます。実際に打ち合わせで施主の方がすぐに操作に慣れて、どんどん動かして楽しんでくれたというエピソードも聞いています。楽しく打ち合わせできるコミュニケーションツールとしてもお役に立てたら嬉しいです。
様々な業界との共創で、VRプレゼンゲートウェイ活用の拡張に繋がる未来へ
ーVRプレゼンゲートウェイはパートナー企業様との共創で商品性を磨き上げてきました。具体的な共創の取り組みについて教えてください。
山嵜:住宅販売業界への挑戦が初めてでしたので、パートナーである住宅プレゼンテーションソフトメーカー様には業界について教えていただき、活用してくださるユーザー企業様も紹介していただきました。また、VRプレゼンゲートウェイは住宅プレゼンテーションソフトで作成したデータを書き出して、VRに変換する仕組みのため、住宅プレゼンテーションソフトメーカー様の開発担当者の方と我々の開発チームで正しく処理し変換できるかのテストも共同で取り組みました。
ーおふたりが考える今後の展望や、DNPが求める共創パートナーについてお伺いしたいです。
山嵜:VRプレゼンゲートウェイが対応している住宅プレゼンテーションソフトは現状一種類ですが、今後は他の住宅プレゼンテーションソフトにも対応させてユーザーを広げていきたいですね。また、注文住宅以外にリフォーム業界にもマッチするのではないかと考えています。共創パートナーとなってくださる企業様と、VRプレゼンゲートウェイの技術を用いて新しい領域にも挑戦していきたいです。
石崎:住宅業界以外への広がりも作りたいです。大型建設や一般的なメーカー企業でも設計の現場でCADが利用されているので、VRを活用できる領域があれば関わる業界の幅は広がると思います。注文住宅の場合は速さがとにかく重要ですが、業界によってはニーズや課題も違う可能性もあるので、今後リサーチしていきたいです。
VRプレゼンゲートウェイは、現在はショールーム等で活用して頂いていますが、今後はメタバースとの連携も視野に入れて、インターネット対応のクラウド版の開発を進めています。営業の方がPCやタブレットでVRプレゼンゲートウェイを用いて商談ができるようになることで、業務効率がさらに上がると考えています。また、我々の組織であるXRコミュニケーション事業開発ユニットではXR事業を展開しており、VRプレゼンゲートウェイとメタバースを連携し、シナジーを出していくことで更なる事業拡大を目指していきたいです。
<取材・編集:多葉田愛/撮影・執筆:三浦えり>
「VRプレゼンゲートウェイ」の導入や、システムを活用した共創に興味のある企業やご担当者の方は、ぜひコチラからお気軽にお問合せください!
リアルとバーチャルを繋ぐメタバースで、新たな価値を創出するXR事業にかける思い【Professionals in DNP#2】
【Professionals in DNP】では、DNPの中で新規事業開発に携わる様々な“ヒト”にフォーカスを当て、事業にかける思いや裏側のストーリーをお届けします。
【この記事はこんな企業におすすめ!】
- XR技術で地方創生に取り組みたい企業
- 新規事業でXR技術やメタバースを活用したい企業
- リアルとバーチャルを繋ぐXRの活用を推進したい企業
DNPでは、強みである「P&I」(印刷:Printingと情報:Information)と、パートナーが持つ課題やアイデア、技術がコラボレーションすることで、社会課題を解決し、新たな価値を生み出す「P&Iイノベーション」の事業ビジョンのもとXR事業に進出しました。2021年3月から、「地域共創型XRまちづくりPARALLEL CITY(パラレルシティ)」を展開し、渋谷区立宮下公園と札幌市北3条広場のバーチャル空間を立ち上げています。
今回はXR新規事業開発を担うABセンターXRコミュニケーション事業開発ユニット・サービス開発部の小田将史氏と伊藤大智氏から、「XR事業を通して社会や人々の生活に寄り添うサービスを届けたい」という思いをお伺いしました。
(DNP ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニット・サービス開発部 左:小田将史氏 右:伊藤大智氏)
デジタル社会の大きな変遷を過ごした学生時代から、人の役に立つサービス開発へ
ー小田さんは入社当時からさまざまな新規ビジネス開発に関わっていたそうですが、改めてご経歴を教えてください。
小田:大学院時代は情報工学分野で心理物理学を専攻していました。人間の視覚を、知覚と認知の両側面からアプローチする研究に産学連携で取り組みました。研究を通してヒトと情報の相互作用に興味を持ったことから、ヒューマンコンピューターインタラクション(HCI)や、コンピュータービジョン(CV)、コンピューターグラフィックス(CG)に関わる仕事に取り組みたいと思うようになりました。
私が入社した2009年当時は、情報コミュニケーションが急成長していった時代で、スマートフォンやソーシャルネットワークが全世界に普及し、現在ではあたりまえの動画PFやECなどの様々なサービスが生まれて、ビッグテックの企業群が世界を席巻していきました。学生時代に関心のあった技術分野に携わりながら、新しいコミュニケーション体験をつくりたいと志してDNPに入社を希望しました。
入社当時は、VR/ARやインタラクティブメディアが様々なシーンで実用化され始めた時期でもあり、DNPも美術館や博物館、企業施設などでデジタル体験を届ける取り組みをしていました。私自身も新しい技術をプロトタイピングしながら、実在空間を拡張する仕組みを考えて一連のアプリケーションを開発することに、やりがいを感じながら事業開発に取り組んでいました。
ー現在はABセンターXRコミュニケーション事業開発ユニットにおいて新規事業に取り組まれていますが、どのような領域で活動されているのでしょうか。
小田:社会や生活様式が大きく変わっていく中で、DNPの新規事業開発部門として、XR技術の活用とメタバースをキーワードにビジネス領域を広く捉えながら事業開発を推進しています。私自身は、地域課題や企業課題を解決するとともに、新しい価値創出に向けてビジネス開発とサービス/プロダクト開発の橋渡しを担うチームを率いています。先進技術を活用してサービス利用者の体験価値を向上させる全体デザインを担っています。
ー伊藤さんは2020年の入社からABセンターに配属となりましたが、DNP入社前の学生時代も含めご経歴を教えてください。
伊藤:学生時代はXR技術やロボティクスなどを用いて、人間の認識・行動能力を拡張する「人間拡張工学」に取り組む研究室に所属していました。XRに関する研究の中でも認知科学領域に興味があり、体験者周囲の全天周リアルタイム映像を、体験者に気づかれないようにシステムで工夫しつつ別の映像に少しずつ変化させていくことで、現実ではあり得ないことを主観的にはあたかも現実であるかのように体験できる、サブスティチューショナルリアリティ(代替現実)に関する研究をしていました。
私はもともと数理工学を専攻していたのですが、机上での議論と比較して、より直接人に作用するコンテンツを作りたいとも考えていました。そのタイミングがVR元年と呼ばれた2016年で、私自身もVRを手段としていろいろな表現をしてみたいと興味が湧きました。
伊藤:DNPに入社を希望したきっかけは二つあります。一つ目は、アートとXRを掛け合わせた事業を担当するDNP社員が、ゲスト講師として大学に講演に来たことです。VRシステムを含むヒューマンコンピューターインタラクションや、認知科学を活用したアート鑑賞手法に関する内容を聴き、VRのビジネスの可能性を感じました。もう一つは、XR技術をエンターテイメントだけに閉ざすのではなく他の分野と掛け合わせることで、人の生活に寄り添い、世の中に役立つ取り組みをしたいと考える中で、DNPのXR事業を知り入社を希望しました。
現在はXRコミュニケーション事業開発部でメタバースを活用し、リアルとバーチャルの空間を連携させた企画の設計・開発に取り組んでいます。
直近の事例としては、2022年に三井不動産株式会社と共創した、謎解きクリエイター集団・RIDDLER(リドラ)株式会社の『松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER』があります。
実生活の課題解決に取り組むDNPのXR事業
ーDNPのXR事業はリアルとの連動性を重視していますが、その理由をお伺いできますか。
伊藤:DNPの強みの一つとして、印刷(Printing)すなわち「モノ・ハードウェア」と情報(Information)すなわち「コト・ソフトウェア」の両方を担うことができる「P&I」があります。DNPは約30年前の第一次VRブームの頃からVRに関する事業に取り組んでいますが、これも印刷というモノの製造における画像処理やデータ取扱いといったコトの技術を、VR分野に応用したのが始まりです。メタバース事業では施設や地域といったリアルな空間にバーチャルな空間を紐付けたり、両空間それぞれでの表現手法を効果的に用いたりすることで、あらゆる課題解決に取り組んでいます。
小田:XR技術は、独立したデジタル体験ではなく、実生活のサービスとして拡張・融合されていくものとして高い可能性を感じます。この数年間でバーチャル空間上でのコミュニケーションサービスが数多く登場しています。距離や時間の制約を越えた生活サービスが普及すると、将来の地域差や人口動態の変化が起きても、行政・企業の課題解決や高品質なサービスの維持が図れると考えています。DNPもより良い社会基盤の構築に貢献していきたいです。
伊藤さんのようないわゆるZ世代にとっては、ソーシャルネットワークやデジタルコンテンツは既に日常の一部になっており、これからメタバースが浸透していくとすると彼らの新しい価値観が世の中に普及していくでしょう。渋谷区立宮下公園での取り組みの例では、コミュニティの共通項として謎解き体験を軸に場所や施設への関わり方がデザインされました。デジタル体験をあたりまえに捉える世代が持つ新しい価値観により、未来のあたりまえをつくる様々なサービスが生まれることを期待しています。
海外スマートシティ開発におけるメタバース活用の未来
ー2023年1月にベトナムでのメタバースを活用した調査を実施したプレスリリースの発表がありました。調査での手応えを教えてください。
小田:DNPは、丸紅株式会社とPwCアドバイザリー合同会社と共同で、ベトナムのスマートシティ開発においてメタバースを活用したサービス導入可能性を調査しました。DNPはプラットフォーム選定や空間設計・構築、体験会の環境整備の役割を担いました。
スマートシティは都市や施設のインフラを膨大なデータと高度ソフトウェア技術を駆使して、リアルタイムに制御することで利便性を高める文脈があります。今回の調査ではメタバース活用サービスによって新しい都市モデルを提供できるのではないかという期待がありました。施設のインフラにサービス体験のレイヤーを加えることで、地域や居住コミュニティの価値につながり、さらに魅力的なエリア開発が提供できるのではないでしょうか。都市開発に関わる様々なパートナーとともに、継続的な開発をしていきたいと思っています。
伊藤:今回の調査を通して、ベトナムでの展開だけではなく今後の国内外のプロジェクトにも活かせる事例だと感じました。文化に応じてローカライズすることがメタバースの普及に繋がると思います。
(写真:ベトナム・ホーチミンでの体験会の様子)
垣根を越えた共創で生活に寄り添う持続性のあるXR事業へ
ーお二人の考える、これからのXR事業の展望やDNPが求める共創パートナーについてお伺いしたいです。
小田:これから先、現実空間とデジタル空間を一つに捉える概念が浸透すると、学際的かつ統合的なサービス開発が求められてくると思います。メタバースが近年のトレンドワードとして関心が高まっていることは良いことだと考えており、試行を重ねながらテーマを拡げていくために、様々なパートナーと共同で事業開発に取り組んでいきたいです。
伊藤:メタバースは、業界や研究分野の垣根を越えてたくさんの人や企業が取り組んでいます。私もその一人として最前線に立ち、事業開発に取り組めることにやりがいを感じています。例えば、DNPと昔からお付き合いのある企業にもメタバースをご利用いただくことで、その企業のファンコミュニティの形成ができるのではと考えています。こういったDNPの「P&Iイノベーション」を活用して、垣根を越えた共創を推進していきたいです。
<取材・編集:多葉田愛/撮影・執筆:三浦えり>
メタバースを活用したサービスづくりで、DNPのXRチームとの共創に興味のある企業やご担当者の方は、ぜひコチラからお気軽にお問合せください!
【ニュースリリース】Japan Empowerment Summit 2023 presented by Metaverse Japanに出展
2月2日に渋谷の会場で「XRコミュニケーション事業を通じた地域課題解決の取組」を講演
大日本印刷株式会社(DNP)は、2023年2月2日(木)に渋谷ストリーム ホール(東京都渋谷区)で開催される「Japan Empowerment Summit 2023 presented by Metaverse Japan」に、ゴールドパートナー協賛企業として出展します。また、当日14時50分から、「DNPのXR(Extended Reality)コミュニケーション事業を通じた地域課題解決の取組」に関する講演も行います!
2回目となる当イベントは、未来のデジタル経済圏の構築に当たって期待が集まる「メタバース」の社会実装に向けた課題の解決や、より良い未来について議論する場として開催されます。今回は「Web3時代に向けた地方創生×メタバース」をテーマに、約30の自治体も参加し、オフラインとオンラインのハイブリッド型で開催されます。
【このイベントはこんな方におすすめ!】
- Web3時代に向けた地域創生×メタバースの取り組みに興味のある企業・自治体
- 教育、医療、SDGs、観光、スポーツに関わる事業者で、メタバースの活用に取り組みたい新規事業担当者の方
- メタバース事業を推進する企業の取り組み事例を知りたい方
詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年1月25日 DNPニュースより)
Japan Empowerment Summit 2023 presented by Metaverse Japanに出展 | ニュース | DNP 大日本印刷
【ニュースリリース】海外スマートシティ開発におけるメタバースサービスの導入可能性調査を実施
大日本印刷株式会社(DNP)は、2022年11月~2023年1月に、丸紅株式会社、PwCアドバイザリー合同会社と共同で、ベトナム社会主義共和国・ホーチミン市にて、次世代型都市モデルとなるスマートシティの開発に向け、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したサービス展開の可能性について詳細な調査を実施しました。
調査事業の背景や、主な概要と結果をご紹介します!
【このNEWSはこんな方におすすめ!】
- スマートシティ開発におけるメタバース活用に取り組みたい地域や自治体、企業
- 都市インフラ・施設開発の最適化や、企業や生活者の利便性向上を目指すスマートシティ領域で活かせるメタバース技術を持つスタートアップ企業
詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年1月19日 DNPニュースより)
【ニュースリリース】住宅営業のDXを支援!住宅用プレゼンテーションデータを最短15秒で高精細VRに変換
近年、住宅事業者と施主による注文住宅の商談では、設計図面やパース図に加え、パソコン等で完成イメージをシミュレーションする住宅用プレゼンテーションソフトの利用が広がっています。これらのソフトは、図面データから簡易に立体(3D)表示ができる一方で、施主が理解しやすい高精細でリアルな画像データを生成するには、レンダリングソフトを使った長時間の作業が必要でした。
こうした課題に対して、DNPが長年の商品撮影やカタログ制作等で培ったCGなどの高度な画像処理技術や、VR制作実績や技術・ノウハウを活用して、開発した「VRプレゼンテーションゲートウェイ」をご紹介します!
【このNEWSはこんな方におすすめ!】
- 自社の技術や実績等を活用して、新たな事業開発に取り組みたい人
- 住宅販売の営業活動のDXに取り組みたい人
- XR領域での住宅販売事業に興味がある人
具体的なご相談はぜひコチラへお問い合わせください!
▼以下リリース文抜粋
最短15秒で住宅用プレゼンテーションデータを高精細VRに変換するソフトウェアを開発
VR(仮想現実)でハウスメーカーと施主の商談や業務効率化、成約率の向上を支援
大日本印刷株式会社(DNP)は、注文住宅などの商談に使う住宅用プレゼンテーションソフトのデータを最短15秒*1の短時間で高精細なVR(Virtual Reality:仮想現実)に変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を開発し、2022年11月に提供を開始します。
*1 当社環境における試験による実測値
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年11月8日 DNPニュースより)
最短15秒で住宅用プレゼンテーションデータを高精細VRに変換するソフトウェアを開発 | ニュース | DNP 大日本印刷
【ニュースリリース】渋谷のメタバース空間をジャックする初の試み!DECORTÉ Purple Lightup 2022
DNPは、2021年7月から渋谷未来デザインと宮下公園パートナーズとの3社連携で、公共空間の高度利用の一つとして「渋谷区立宮下公園 Powerd by PARALLEL SITE(パラレルサイト)」を構築して、さまざまな実証事業を行っています。
企業との共創の取り組みにおいても、リアルとバーチャルの公共空間を連動させることで、より多くの生活者へリーチが可能になり、プロモーションやPR領域においても新たな価値創出を実現しています。
今回は、株式会社コーセーとの取り組みである「DECORTÉ Purple Lightup(コスメデコルテ パープル・ライトアップ) 2022」についてご紹介します!
【このNEWSはこんな方におすすめ!】
- リアルとバーチャル(メタバース)を連動させたプロモーションを企画したい人
- DNPが運営するバーチャル宮下公園を活用したイベントを企画したい人
- メタバースを活用した、ブランドの認知拡大に取り組みたい人
具体的なご相談はぜひコチラへお問い合わせください!
▼以下リリース文抜粋
女性が安心して暮らせる社会を目指すイベントをリアルとバーチャルの宮下公園で開催
11月12日~12月25日「DECORTÉ Purple Lightup 2022 × MIYASHITA PARK」を実施
大日本印刷株式会社(DNP)と一般社団法人 渋谷未来デザインは、株式会社コーセーと連携して、グローバル共通の社会課題であるジェンダーギャップの解消を目指し、「DECORTÉ Purple Lightup(コスメデコルテ パープル・ライトアップ) 2022」を11月12日(土)~12月25日(日)に開催します。
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年11月1日 DNPニュースより)
アバター管理で安全・安心なメタバースへ|METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC 出展レポート
DNPではリアルとバーチャルを融合し、新しい体験価値と経済圏を創出するXRコミュニケーション事業を推進しています。今回は10月に開催された「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」に出展し、メタバース毎に複数のアバターを使い分けていく新サービス「PARALLEL ME」などの取り組みを紹介しました。レポートでは当日の様子をお届けします!
DNPがつくるメタバースの未来を展示
2022年10月18日〜21日の間、「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」が幕張メッセにて開催されました。本イベントは、メタバースビジネスを牽引するさまざまな企業や団体が集結しメタバースの現在と将来像を発信するもので、「競争」ではなく「共創」しながら業界内の動きを加速させることを目的としています。
今回DNPは「メタバース上での体験価値と不正利用やなりすまし抑止の両立」をコンセプトにブースを出展。リアルと連動したXR空間を構築するシステム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」と、今年10月に発表したXRアイデンティティシステム「PARALLEL ME(パラレルミー)」を軸に、多様な取り組みの展示を通じてリアルとバーチャルの融合した世界を紹介しました。
安全・安心なコミュニケーションをメタバースで実現
メタバースを跨いでアバターを管理する「PARALLEL ME」
DNPはこれまでメタバースにおける”場所づくり”を手がけてきましたが、今回新たに展示した「PARALLEL ME」は、生活者がさまざまなメタバースを利用する際に自身のアイデンティティ情報やアバターなどを安全に管理・認証できるようにする、”人”を基点にしたサービスです。
今後さまざまなメタバースが広がる中で、私たちはアバターを用いて自分の姿かたちや保有する情報を自由にコントロールしていくことが必要となってきます。「PARALELL ME」によって個々人のアイデンティティ情報を管理・認証できるようになり、安心してメタバースにおいて様々な活動が可能になります。
ブースでは「PARALELL ME」の狙いや利用シーンなどを動画でわかりやすく紹介しながら、メタバースにおけるセキュリティ管理として、第三者によるなりすましの防止や信頼性の証明で安全・安心なコミュニケーションを実現するための考えなどを提示しました。
リアルと連動させる、自治体や企業の多様な「PARALLEL CITY(パラレルシティ)」
ブース中央では「PARALLEL SITE」で構築した代表的なバーチャル空間を用いて映像を制作する「バーチャルプロダクション」を展示し、現実とバーチャルの両空間がリアルタイムにつながるXR体験を紹介しました。
こちらは秋葉原のバーチャルプロダクション体験の様子です。大型LEDビジョンに立つと、インカメラVFXの手法で撮影・合成された映像がディスプレイに映し出されます(画像下)。体験者の没入感や、リアルだけでは不可能な映像表現・配信が可能になるなど、今後もさまざまな用途への活用が期待される技術になります。
宮下公園のバーチャル空間、アバターとコミュニケーションも可能
他にも自治体や企業の活用事例として、「PARALLEL SITE」によって開発したさまざまなバーチャル空間を紹介しました。リアルと連動させるものの、現実では難しい表現や空間設計をすることでXRならではの体験をつくり続けています。日時が限定的なリアルイベントをしたり、リアルとバーチャルでイベントを連動させるなど、場所の価値を拡張しながらユーザー体験の可能性を広げています。(※)
(※)展開実績:MIYASHITA PARKを舞台にリアルとバーチャルが連動した新感覚の謎解きイベントを開催 | ニュース | DNP 大日本印刷
共創やコラボレーションでつくるXRコミュニケーション
ブース内では、DNPの共創パートナーでもある株式会社PocketRD(※)の完全自動アバター作成サービス「AVATARIUM(アバタリウム)」について、自分をそのままアバターにするサービス内容や、アバターのカスタマイズを通じて理想の自分を実現するといった活用の可能性も紹介されました。
(※)参考:PocketRDと資本業務提携 | ニュース | DNP 大日本印刷
また、本イベント限定のコラボ企画として、Meta社のヘッドマウントディスプレイを用いたDNPコンテンツインタラクティブシステム 「みどころウォーク®」の展示も行いました。
DNPが参画する「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」で超高精細に撮影したフランス国立図書館の歴史的空間「マザラン・ギャラリー」の天井画を用いて、高品質かつ新しいデジタル鑑賞体験の場を提供しました。手すりをたどりながら実際に移動することで、階段や地上・天井への距離の変化など、広大な仮想空間を体感しながら動き回ることができます。
カンファレンスにて紹介するXRコミュニケーション事業
19日には、DNP ABセンター長の金沢が登壇し、DNPのXRコミュニケーション事業構想について説明しました。DNPが印刷業界として培ってきた技術力を強みとし、XR・メタバースといった成長領域における取り組み強化をしていくことを語っています。アーカイブ映像がありますのでぜひご覧ください。
また、ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニットの 部長である宮川が、20日に日本経済新聞社様の「日経メタバースコンソーシアムinMETAVERSE EXPO JAPAN」にて「メタバース時代の新しい働き方とは」というテーマのトークセッションでもビデオ登壇しています。こちらもアーカイブがあるので是非ご覧ください。
CONFERENCE PROGRAM|METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC (mej2022.com)
まとめ
今回の展示では、新サービス「PARALELL ME」をはじめ、メタバースの多様な可能性とDNPが考える安全・安心なXRコミュニケーションの未来を紹介することができました。これからもあらゆる制限を超えて、リアルとバーチャルをつなぎ新しい体験価値を創出していきます。DNPのXRコミュニケーション事業における共創・協業にご興味を持っていただけましたら、ぜひご連絡をお待ちしています!
「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」で新たなサービス・コンセプトを展示
Meta社との共創によりフランス国立図書館「マザラン・ギャラリー」の天井画の体験も可能に
大日本印刷株式会社(DNP)は、2022年10月18日(火)~21日(金)に千葉県・幕張メッセで開催される「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」に出展します。
DNPは、リアルとバーチャルを融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活用し、新しい体験価値と経済圏を創出するXRコミュニケーション事業を2021年から推進しています。今回の展示会では、DNPが展開中の、誰もが安全・安心に楽しめるXR空間構築システム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」と、生活者が思い思いのアバターでさまざまなメタバースを行き来する際に自身の真正性を証明し、アバターを管理するXRアイデンティティシステム「PARALLEL ME(パラレルミー)」のサービス・コンセプトや、関連した取り組みを紹介します。
展示会概要
〇開催日時:2022年10月18日(火)~21日(金)
〇場所:幕張メッセ
〇WebサイトURL:https://www.mej2022.com/
またDNPは、イベント内のカンファレンスにてXRコミュニケーション事業について紹介します。
〇カンファレンス登壇日時:2022年10月19日(水) 14:20~14:40
〇講演タイトル:DNPのXRコミュニケーション事業構想
〇登壇者:大日本印刷株式会社 金沢貴人(常務執行役員、ABセンター長)
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年10月14日 DNPニュースより)
「METAVERSE EXPO JAPAN 2022 in CEATEC」で新たなサービス・コンセプトを展示 | ニュース | DNP 大日本印刷
メタバースで企業と生活者をつなぐファン・コミュニティの構築を支援
10月3日(月)から期間限定でオープンする「ブルボンメタバース」をサポート
大日本印刷株式会社(DNP)は、時間や場所を問わず楽しめるように、「バーチャル空間」と「リアルな場」の良さを掛け合わせ、生活者の体験価値を高める事業を展開しています。今回DNPは、株式会社ブルボンが手がけるインターネット上の仮想空間「ブルボンメタバース」の構築を支援し、利用者が分身となるアバターを通じて、同社の歴史や商品の魅力を体験できるようにしました。
「ブルボンメタバース」WebサイトURL : https://virtual-bourbon-web.com/
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年9月30日 DNPニュースより)
メタバースで企業と生活者をつなぐファン・コミュニティの構築を支援 | ニュース | DNP 大日本印刷
メタバース「デジタルモール嬉野」を佐賀県・嬉野市とともに開設
“旅マエ・旅ナカ・旅アト”でメタバースと連動した観光体験を提供して地域創生を支援
大日本印刷株式会社(DNP)は、佐賀県嬉野市、日本工営株式会社、株式会社ケー・シー・エスと連携して、生活者が自身の分身となるアバターを通じて、いつでも嬉野市の魅力ある地域資源の体験・交流ができるバーチャル空間「デジタルモール嬉野」を構築し、9月22日(木)午後5時にオープンします。
嬉野市は、9月23日の西九州新幹線開業に合わせた嬉野温泉駅と周辺の交流拠点の新設を契機として、内閣府の「未来技術社会実装事業」を活用し、新たな観光まちづくりを目指したプロジェクトを進めています。本プロジェクトの中核の一つが、メタバース「デジタルモール嬉野」です。「旅行前(旅マエ)」「旅行中(旅ナカ)」「旅行後(旅アト)」の楽しみについて国内外へ発信し、メタバースを通じた観光体験を提供することで、嬉野市の交流人口の拡大や観光まちづくり、地域創生の実現を支援します。
*「デジタルモール嬉野」のURL : https://virtual-ureshino-web.com
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年9月22日 DNPニュースより)
メタバース「デジタルモール嬉野」を佐賀県・嬉野市とともに開設 | ニュース | DNP 大日本印刷
リアルとバーチャルの行き来を体験! Metaverse Expo Japan 2022 出展レポート
印刷会社が考えるメタバースとは?
■ Metaverse Expo Japan 2022 とは?
Metaが主催するメタバース関連のプロダクト・サービスの展示や有識者を招いたカンファレンスが2022年7月27日(水)、28日(木)にグランドハイアット東京にて完全招待制のイベントとして開催されました。
DNPは、本イベントに協賛し、カンファレンスへの登壇やバーチャルプロダクションを生かしたデモの展示を行いました。今回はイベントのレポートとDNPのXRの活動を紹介させていただきます。
■カンファレンスにて 「DNPのXRコミュニケーション事業構想」を語る
7/27には、ABセンター長である 金沢貴人が登壇し、「DNPのXRコミュニケーション事業構想」についてお話しました。
本プレゼンテーションでは、「なぜ印刷会社がメタバースなのか?」 という視点で、既存事業のアセットをメタバースに展開することとメタバース事業で実現したいことを説明し、これまでの取り組みについて紹介をしました。
DNPでは国宝・世界遺産などの文化財や美術品の高精細デジタルアーカイブや美術館や商業施設などのリアル空間DXに取り組んでいたり、また多くの決済や認証サービスとして高度なセキュリティ基準で情報サービスを支える基盤事業を展開しています。これらの事業アセットを拡張し、誰もが安心して利用できる豊かで持続的なメタバース開発を目指します。
DNPでは、メタバースにおける新たなコミュニケーションづくりに着目しています。メタバース上での新たなコミュニケーションづくりに貢献していくにあたり、リアル、バーチャルどちらか一方だけでなく、双方を行き来できる新たな体験を創出していきたいと考えています。
その取り組みとして、 現在展開しているXR空間の構築サービスである 「PARARELL SITE」のコンセプトを説明し、 先進的な事例として 7/15から開催が始まった 三井不動産様とDNPが主催する、リアルとバーチャルの宮下パークを舞台とした松丸亮吾さんプロデュースの謎解き体験イベントについて紹介をしました。
PARARELL SITE
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10159318_1567.html
展開事例:謎解き体験イベント「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER」
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162831_1587.html(9/4で会期終了)
さらに、メタバース領域での事業展開は様々なパートナーシップが重要と考えていることもお話しました。これまで連携してきた、 Gaudiy様、 PocketRD様、 ALPHA CODE様、SUSHI TOP MARKETING 様とのパートナーシップについて紹介するとともに、 カンファレンス当日に PWCコンサルティング様とのメタバース分野におけるコンサルティングから構築・運用まで目指した協業についても発表いたしました。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162868_1587.html
カンファレンスにおいては、メタバース領域を盛り上げる多くの企業がプレゼンテーションを行いました。
また、ABセンター XRコミュニケーション事業開発ユニットの 部長である宮川が28日に日本経済新聞社様の「日経メタバースプロジェクト」のセッションでもビデオ登壇し、更なる詳細を説明しております。
■リアルとバーチャルを行きを体験できる展示
今回の展示は、バーチャルプロダクションを用いてリアルな人がバーチャル空間に入り込める展示と、 既にDNPにて開発したXR空間に入ることができる体験ブースを用意しました。
バーチャルプロダクションの展示では、XR空間の構築サービスである「PARALLEL SITE」 で構築した渋谷区立宮下公園、秋葉原、神田明神の3つの空間を背景・床面の大型LEDビジョンを使いインカメラVFXの手法で撮影、合成、表示を行いました。この展示では、 体験者がヘッドマウントディスプレイや、ディスプレイを使わず没入感を感じることが出来、バーチャル空間上のアバターとのコミュニケーションを可能としています。
今後このバーチャルプロダクションを活用し、新たな映像表現や配信はもちろん、新たなリアルとバーチャルが融合したユースケース探索に用いる予定です。
さらに、DNPが通常提供しているヘッドマウントディスプレイで3空間を体験できるセットをご用意しました。ヘッドマウントディスプレイをお持ちでない方も、スマートフォンやパソコンのブラウザ上で空間に入ることはできるので是非一度体験ください。
XR空間事例:渋谷区立宮下公園
https://shibuya-miyashitapark.parallel-city.jp/
XR空間事例:秋葉原・神田明神CG空間
https://www.virtual-akihabara.com/
■次回はCEATEC 2022 で会いましょう!
今回の展示をパワーアップさせて、 2022/10/18- 21 に3年ぶりに幕張メッセでリアル開催される CEATEC 2022でも「Metaverse Expo Japan2022」の一員としてDNPも出展する予定です。今回のExpoは、完全招待制でしたが、次回はどなたでも参加可能ですので、ぜひ Metaverse Expoのブースまでお越しください。次回の出展まで、短い期間にはなりますが、さまざま作りこみをかけていきます。
DNPのXRコミュニケーション事業において、コラボレーションしたいと思ってくださる企業様がいましたらぜひお問合せください!
大日本印刷とAKIBA観光協議会がMyAnimeList社と協業を開始
大日本印刷株式会社(DNP)と合同会社AKIBA観光協議会は、世界最大級*1の日本のアニメ・マンガコミュニティー&データベースサイト「MyAnimeList」を運営する株式会社MyAnimeListと協業を開始します。リアルとバーチャルの融合による地域共創型の「XRまちづくり」として推進する「バーチャル秋葉原」に全世界のアニメファンの集客を行い、ファン同士が交流するメタバースの場の創出を目指します。
*1 月間アクティブユーザー数1800万人超、月間ページビュー2億7千万超、世界200カ国以上のユーザーが利用
今回、協業の第一弾として、MyAnimeLis社が運営開催するオンラインイベント「MAL Bunkasai(文化祭)」で連携しMyAnimeListユーザーに「バーチャル秋葉原」を紹介し、空間内で世界中のファンに向けてカスタマイズしたカプセルトイやアスレチックなど、バーチャルなアクティビティやコンテンツが楽しめる施策を実施します。世界中のアニメファンが、日本のアニメの聖地・秋葉原をバーチャルに訪れ、さまざまなアニメ作品やゲーム等を通じて交流する場を創出します。
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年9月13日 DNPニュースより)
メタバース分野で大日本印刷とPwCコンサルティングが協業を開始
自治体や企業に向けたメタバースに関するコンサルティングから構築・運用を支援
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)とPwCコンサルティング合同会社(本社:東京 代表執行役CEO:大竹伸明 以下:PwCコンサルティング)は、インターネット上のバーチャル空間で、アバターと呼ぶ分身を通じて交流するメタバース分野で協業します。両社の強みを掛け合わせ、メタバースに関するコンサルティングから構築・運用まで、自治体や企業等を一貫して支援していきます。
【協業の狙いと展開について】
新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけの一つとして、人と人の物理的接触が制限される一方、オンライン空間でのコミュニケーションが活発化するなど、人々の働き方や暮らしが大きく変化しています。その中で近年、インターネット上のバーチャル空間「メタバース」の利活用が、個人や企業・自治体で広がっています。PwCコンサルティングの調査によると、日本企業の87%がメタバースのビジネスへの影響についてチャンスと捉えており*1、市場の拡大が見込まれています。
こうしたニーズ・期待に対してDNPとPwCコンサルティングは、今回の協業によってお互いの各種ソリューションやサービスを組みあわせて、さまざまな企業や自治体等に対して、メタバースの導入・活用をワンストップで支援していきます。DNPはメタバース利用者の体験価値の最大化に向けて、「メタバースの構築・運用」「集客のためのコンテンツ企画開発」「関連する認証・セキュリティ・決済などのソリューション」などを提供します。またPwCコンサルティングは、「顧客や市場の課題分析」「課題解決に向けたコンサルティング」「コンテンツやソリューションの活用・導入支援」「効果検証などメタバースの市場拡大に向けた支援」などを推進します。
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年7月27日 DNPニュースより)
バーチャル空間「京都館PLUS X」で渋谷区の子どものアート作品を展示
公共空間を高度に利用したメタバースを活用し、子どもの教育や地域交流を目指す
大日本印刷株式会社(DNP)と一般社団法人渋谷未来デザイン、渋谷区立宮下公園の指定管理者の宮下公園パートナーズの3者は、現実の宮下公園を高精細に表現した仮想(バーチャル)空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を構築し、公共空間を高度に利用する取り組みの一つとして実証事業を行っています。また、DNPと京都市は同空間内に、伝統工芸や観光資源等の京都の魅力を体験し、人と人が交流できるバーチャル空間「京都館PLUS X」*1を構築し、3月よりオープンしています。
今回、「京都館PLUS X」の一区域で、京都の伝統的な食べ物・工芸品・観光名所などをテーマに渋谷区の子どもたちが描いたピクセルアートを7月26日(火)15時*2~9月上旬(予定)まで展示します。DNP・渋谷未来デザイン・京都市の連携によるこの取り組みは、「子ども第三の居場所」*3コミュニティモデルとして、さまざまな環境の子どもたちが集まり、未来への関心や共感性、生き抜く力を高めていくことを目的とした、渋谷未来デザインの地域支援事業「みらいの図書室」の一環で実施します。京都市職員の協力のもと、バーチャル空間を活用した子どもたちの教育や渋谷区と京都市の地域交流を目指しています。
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年7月26日 DNPニュースより)
MIYASHITA PARKを舞台にリアルとバーチャルが連動した新感覚の謎解きイベントを開催
7月15日に「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER」を開始
大日本印刷株式会社(以下、DNP)と三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、7月15日(金)~9月4日(日)に、リアルとバーチャルのMIYASHITA PARKを舞台とした謎解き体験イベント「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK 2022 created by RIDDLER」を開催します。
三井不動産グループが管理・運営するMIYASHITA PARK内のリアル商業施設の「RAYARD MIYASHITA PARK」と、DNPが2021年から運営するバーチャル空間上の「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を連動させたイベントです。謎解きブームの仕掛け人・松丸亮吾氏が代表を務める謎解きクリエイター集団RIDDLER(リドラ)株式会社が企画しました。2021年9月にDNPがバーチャル空間上の宮下公園で開催した「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK」をリアル空間にも拡げ、謎もスケールも大きく進化を遂げています。
■イベントの概要
○会期 : 2022年7月15日(金)~2022年9月4日(日)
〇リアル空間はこちら :
・場所 : MIYASHITA PARK(東京都渋谷区神宮前6-20-10)
・キット販売:RAYARD MIYASHITA PARK South 2Fの「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」
・キット販売時間:11:00~21:00
・参加費 : 1人2,000円(税込)
〇バーチャル空間はこちら :
・場所 : 渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE
・URL:https://shibuya-miyashitapark.parallel-city.jp/
・参加費 : 無料
〇イベント特設WebページURL:https://mitsui-shopping-park.com/urban/special/mysterypark2022
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年7月14日 DNPニュースより)
産業横断的なメタバースイベント「Metaverse EXPO Japan 2022」に出展
大日本印刷株式会社(DNP)は、2022年7月27日(水)、28日(木)にグランドハイアット東京で開催される「Metaverse EXPO Japan 2022」に出展します。
DNPは、リアルとバーチャルを融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活用し、新しい体験価値と経済圏を創出するXRコミュニケーション事業を2021年から推進しています。今回の展示では、「バーチャルプロダクション」の手法を活用して、すでに展開中の渋谷区立宮下公園と秋葉原のメタバース空間や神田明神のCG空間に、来場者があたかも入り込むような新しい体験価値を提案します。
展示会概要
〇開催日時:2022年7月27日(水)、28日(木) 9:30~19:30
〇場所:グランドハイアット東京 3階(東京都港区六本木6-10-3)
〇WebサイトURL:https://www.mej2022.com/
またDNPは、イベント内のカンファレンスにてXRコミュニケーション事業について紹介します。
〇カンファレンス登壇日時:2022年7月27日(水) 15:45~16:05
〇講演タイトル:DNPのXRコミュニケーション事業構想
〇登壇者:大日本印刷株式会社 金沢貴人(常務執行役員、ABセンター長)
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年7月13日 DNPニュースより)
産業横断的なメタバースイベント「Metaverse EXPO Japan 2022」に出展 | ニュース | DNP 大日本印刷
不登校児童・生徒の保護者に学びと交流を提供するメタバースイベントを実施しました。
メタバースは、性別や見た目にとらわれずにアバターを自由に選択することができ、音声会話やテキストチャットだけではなく、感情や意思を表す多彩なエモーション機能がコミュニケーションを促進することから、不登校児童・生徒への居場所と学びの提供の場としての活用が始まっています。
今回は、バーチャル空間渋谷区立宮下公園Powered by PARALLEL SITEを舞台に、不登校児童・生徒の保護者を対象にしたメタバースワークショップを実施しました。
詳細については以下のURLをご参照ください(SIW2023アーカイブレポート)
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