江戸川区で「メタバース区役所」の先行運用がスタート！未来の行政サービスとは

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#事例 #テクノロジー #DX #地方創生 #コミュニケーション #XR #Web3.0 #メタバース

この記事はこんな人におすすめ

行政DXを推進している自治体や事業者・団体
XR（クロスリアリティ）やメタバースの活用や開発を検討している事業者・団体
オンラインを活用した体験型機能/サービスの開発に関心のある事業者・団体
多言語対応、AI活用などで利便性向上を実現するサービスを開発している事業者・団体

江戸川区で「メタバース区役所」の先行運用がスタートしました！

社会のさまざまなコミュニケーション手段は、より多くの情報を、より表現豊かなカタチで届けられるよう、デバイスやインフラ環境の変化に併せて日々進化しています。既存のコンテンツやコミュニケーション方法の3D移行が見込まれるなか、江戸川区が取り組む「メタバース区役所」の先行運用に向けて、DNP「メタバース役所」システムによる支援を開始しました！

今回は、DNPが提供する「メタバース役所」サービスと、今後の展望について紹介していきます！

そもそも、なぜＤＮＰが「メタバース」？

DNPは、「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する。」という企業理念のもと、創設の起点となった書籍・包材などの印刷技術と、ＩＣカードやディスプレイの製造・開発などで培った情報技術を掛け合わせ、新たな製品やコミュニケーションの手段、コンテンツなどの創出に日々取り組んできました。

時代の変化に伴い、コミュニケーションのカタチが多様化するなかで、「人と社会をつなぐ」新しい方法として、DNPはメタバース空間を活用した「XRコミュニケーション^®」事業を推進しています。

「メタバース」に期待されていることとは？

メタバースは、インターネットブラウザへのアクセス、あるいは専用アプリやデバイスが利用できれば、いつでも・どこからでも、イベントやさまざまな活動に気軽に参加できる「新しい時代のコミュニケーション手法」として活用されています。

一方、メタバースは未だ黎明期の段階で、言葉としての認知度は高いものの、実際に利用経験がある人はまだ限定的な印象です。利用シーンとしては、ゲームや音楽ライブなどエンターテイメント領域の非日常的な体験をはじめ、教育やシミュレーション分野でも新たなサービスが生まれています。

DNPでは、さらにその先の産業用サービスとして、メタバースやXR技術を活用したシステム・サービス開発をおこなっており、2024年より実証事業を通じて「メタバース役所」サービスを実際に市民の方に提供しています。

「メタバース役所」ってどんなサービス？

DNPの「メタバース役所」は、インターネットを通じてパソコンやスマートフォンでアクセスできる仮想空間上のシステムです。「メタバース役所」を活用することで、以下の3点のメリットが期待できます。

どこからでも気軽に、電子申請のサポートを受けられる
電子申請に難しさを感じ、直接教えてほしくても育児や仕事があると開庁時間内に役所を訪れるのは困難な時があります。メタバース役所は、インターネットを使える環境下であれば、距離や移動時間などを気にせずに直接サポートを受けることができます。
アバターを通じたコミュニケーションで、気軽に相談ができる
アバターを通じて、音声やテキストを用いて会話することで、対面のような感覚でコミュニケーションがとれます。また、ニックネームで呼び合うメタバースでは、匿名性を保持した状態で相談などが可能です。
地域コミュニティの形成を目的とした「交流会」やその他イベントなどを開催できる
例えば、時間や移動に制限があり、普段は相互にコミュニケーションを取る機会がなかなか取れない「子育て世代」の住民などを対象とした「パパ・ママ交流会」など、オンライン上のメタバース空間を通じて、地域住民の方が気軽に交流できる場を設けられます。