
共創パートナー募集
- 再生材の活用を通じて環境課題解決に貢献したいクリエーター
- プラスチックリサイクルの技術を持っている会社
- 再生材を積極的に活用したい、活用できる設備を持つ会社
- 再生材に興味・関心があり、共同で実証を進めたい企業や団体
PROJECT REPORT 活動報告
PROJECT
Recycling Meets Design🄬 Project 『デザインの力』で、再生材を活かしたい。
社会課題✖デザイン?次世代を担う高校生たちが考えるエネルギーのイノベーションとは

高校生が競うEnergyPitch!開催|RecyclingMeetsDesign®(RMD)Projectチームが協力企業として参加
高校生が競うEnergyPitch!とは、主催者である電気新聞(日本電気協会新聞部)が、創刊100周年記念事業として2006年に創設した「エネルギー教育賞」の高校生部門の活性化を図るため、2019年度から実施している取り組みです。
EnergyPitch!の大きな特徴は、高校生たちが発表するまでの間に複数の学びのステップを提供しているところです。自分たちで組み立てた研究内容を段階的にアウトプットし、外部専門家や協力企業からの知識吸収やレビューを受けることで気づきを得て修正します。その集大成である発表会の中でも、審査委員などからの指摘を踏まえて内容の探究を行う時間を設けるなど、短期間での成長が期待できるプログラムとなっています。
今回は、静岡市立高校メンバーが考えた「お菓子等パッケージのデザインを工夫することで、リサイクル行動を早期・喚起させられるのか」という研究テーマに対する協力企業として、RMD Projectメンバーが参加させていただきました。参加のきっかけは、彼女たちの研究テーマとRMD Projectの「“デザインの力”で発想や行動の転換を考える」というプロジェクト構想に親和性を感じた、電気新聞様からのお問い合わせでした。
当日は、研究テーマの探究のサポートができるよう、リサイクル循環のプロセスを説明させて頂くとともに、RMD Project活動で実際に生まれたアイディアのご紹介をさせていただきました。
上:静岡市立高校メンバーの皆さん/ 下:DNPLifeデザイン事業部(RecyclingMeetsDesign®Projectメンバー)左から川上氏と茂木氏
今回、RMDProjectメンバーはサポートという立場での参加ではありましたが、柔軟な発想力をもった高校生の皆さんとの交流はとても貴重で、今後プロジェクトを推進していく上でも参考となるいい機会でした。
電気新聞様、静岡市立高校メンバーの皆さま、この度はありがとうございました!!
公式HPにおいて、参加された高校生の皆さんの活動の様子も配信しておりますので、ぜひご覧ください!
*RecyclingeMeetsDesign®Project 紹介動画も公開中です。
【未来のあたりまえをつくる挑戦者たち】 VOL.1「Recycling Meets Design® Project」 – YouTube
Recycling Meets Design® Project 2022プレゼンテーションイベント開催のご案内

●Recycling Meets Design®は、プラスチックパッケージのリサイクル促進を目的としたデザイナーとの共創プロジェクトです。
「デザインの力」で再生材の付加価値を高め、リサイクルの可能性を広げて、再生材を上手に活用するアイデアの創出を目指しています。
2021年7月にキックオフをした第2期Recycling Meets Design®の活動はこちらでもご紹介してきましたが、月に1回のワークを通して、プラスチック製品に関する基礎知識や国内外の環境課題についての情報をインプットし、用途の限られた再生材の可能性を拡げるためデザイナーの視点とリサイクラー・エンジニアの知識・経験を掛け合わせディスカッションを積み重ねてきました。第2期となる今回はプロジェクトから生まれた12組のアイデアとストーリーをプレゼンテーションします。
このプレゼンテーションを通して、共に価値をつくり出していくパートナーを募り、再生材の用途を拡大し循環型社会の実現を目指します。
「Recycling Meets Design® Project 2022」のオンラインイベントの概要
・日時 : 2022年2月25日(金)15:00-17:00 オンラインにて開催(Zoom配信/事前申込制)
・対象 : リサイクル材のデザインに興味・関心がある方、環境課題の解決に向けた新規事業の開発に取り組んでいる方など、多くの方の参加をお待ちしています。
・申込み用サイトのURL : https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/10161880_1594.html
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年1月21日 DNPニュースより)
プラスチックの再生利用により循環型社会の実現を目指すオンラインイベントを開催
RMD第2期のこれまでの模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!
- Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②
- Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①
- Recycling Meets Design™ Project #4 IDEATION②
- Recycling Meets Design® Project #5 CREATION①
- Recycling Meets Design® Project #6 CREATION②
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
Recycling Meets Design® Project #6 CREATION②

2回目のアイデア中間発表!
●Recycling Meets Design®は、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指す、DNPとクリエイターの共創プロジェクトです。
用途が開拓されていない容器包装リサイクルから出る再生プラスチックを、デザイナーさん同士の豊かな発想力で価値が高いモノへと変換し、世の中に生み出す取り組みです。
2021年最後の第6回ミーティングは12/23の午後、リアル(DNPプラザ)とオンラインによるハイブリッドな方法で実施しました。今回は、参加者全員の一体感をもっと高める!を目的に会場レイアウトを大きく変更しました。DNPプラザの中央をプレゼンター登壇場所にし、参加者はその周りを半円状に囲むことで、距離や目線が近くなり、より活発なディスカッションとなりました。
今期は、26名という非常に多くのクリエイターにご参加いただき、テーマごとに12の小チーム・個人に分かれ活動しています。チームごとに、再生プラスチックを活用するアイデアを5分間でプレゼンテーションし、参加者からのフィードバックをもらうことが本日のメインプログラムです。
2回目の中間発表、そしてプレゼンテーションイベントに向けた最後のクリエーションということもあり、具体的なコンセプトやデザインイメージが提示されたり、小型のプロトタイプを披露するチームもありました。
その後のフィードバックタイムでは活発なやりとりも生まれ、技術アドバイザーさんからは「この素材であれば、こういった新しい特性も付与できますよ!」など、新たな視点をプラスするような助言もありました。
さらにプレゼンターから全体に対して「このアイデアどう思いますか?」「発売されたら皆は欲しいですか?」などの投げかけもあり、プロジェクトメンバー全体で各チームのアイデアを伸ばしていけるような時間となりました。
再生プラスチックならではの素材特性の難しさ、そのハードルをみんなで乗り越え魅力的な活用アイデアを生み出すため、2022年も引き続き活動を継続してまいります。
2月25日のイベントも来月に迫ってまいりました。
<開催概要>
日時:2022年2月25日(金) 15時~17時
場所:オンライン配信(Zoom)
※視聴のお申し込みや当日のブログラムに関しましては、詳細が決まりましたら、本サイトにてご案内いたします。是非ご期待ください!
RMD第2期のこれまでの模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!
- Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②
- Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①
- Recycling Meets Design™ Project #4 IDEATION②
- Recycling Meets Design® Project #5 CREATION①
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design プロジェクト始動!
- Recycling Meets Designプロジェクト進捗発信
- Recycling Meets Design プレゼンテーションイベント開催決定!
- いよいよプレゼンテーション目前!Recycling Meets Designプロジェクト
Recycling Meets Design® Project #5 CREATION①

さらなるブラッシュアップを目指して・・・ アイデア中間発表と、メンバー全員でのフィードバック!
●Recycling Meets Design®は、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指す、DNPとクリエイターの共創プロジェクトです。
用途が開拓されていない容器包装リサイクルから出る再生プラスチックを、デザイナーさん同士の豊かな発想力で価値が高いモノへと変換し、世の中に生み出す取り組みです。
前回に引き続き、リアル+オンラインでのコラボレーション開催となった第5回CREATION①。
メイン会場のDNPプラザには約1か月ぶりにプロジェクトメンバーが集まりました。参加者同士のみなさまも打ち解けた様子で、なごやかなスタートとなりました!
海外や遠方からご参加の方とはオンラインで繋がりました。現場の臨場感を伝えるために、運営側でも配信チームメンバーを増やし万全の態勢で挑みました。
今期は、26名という非常に多くのクリエイターにご参加いただき、テーマごとに12の小チーム・個人に分かれて活動しています。前回のミーティングから約1か月の間に深めてきたアイデアの中間発表と、それを受けてのフィードバックが本日のメインプログラムです。
どのチームからも、前回からパワーアップしたアイデアと想いが語られました。アイデア方向性を転換していたり、ビジュアルイメージや実施フローが示されたり、小型のプロトタイプを制作したチームもありました。
より具体的になったアイデアに対し、アドバイザー・リサイクラーさまからも熱のこもったフィードバックが続きました!
クリエイターさまからは「私だったらこうしたい!」「もっと独創的なデザインを期待している!」などのコメントもあり、プロジェクト全体で切磋琢磨する様子が印象的でした。
さらに、参加者のみなさまには、お互いにアウトプットの質を高めてもらうことを目的にフィードバックシートの記入をお願いしました。
現時点でのアイデア発表を受け、「RMDの5つのクライテリア※に沿っているか?」「もっと良くするための改善案はあるか?」等の視点から自由にコメントを書きながら、各チームのアイデアに向き合いました。
※「共感(納得)を得られるか?」「影響力・効果が大きいか?」「新しい視点があるのか?」「実用可能性があるのか?」「ワクワクできるか?」の5項目をRMDのクライテリアとしています。
最終プレゼンテーションイベントに向け、プロジェクト全体としてのミーティングは残り2回となりました。
「再生材で取り組む意義は何なのか?」「どうしたらもっとワクワクできる形になるか?」・・・今回のフィードバックの内容を活かしながら、アドバイザーさまとも連携しつつさらにアイデアを磨いてまいります。2月25日のイベントに是非ご期待ください!
RMD第2期のこれまでの模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!
- Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②
- Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①
- Recycling Meets Design™ Project #4 IDEATION②
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
Recycling Meets Design™ Project #4 IDEATION②

”再生材で社会課題を解決する”とは?
●Recycling Meets Design™は、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指す、DNPとクリエイターの共創プロジェクトです。
用途が開拓されていない容器包装リサイクルから出る再生プラスチックを、クリエイターさん同士の豊かな発想力で価値が高いモノへと変換し、世の中に生み出す取り組みです。
●活動チームに分かれ、切り口を決定!
新型コロナウィルス対策を徹底しながら、対面での開催となった第4回IDEATION②。
これまでオンラインのみでの交流でしたが、ついに会場で参加クリエイターの皆さんとお会いすることができました。
会場では再生材からできたサンプルや、RMD第1期で生まれたプロダクトを実際に手に取りながらデザイナー、エンジニアの方々が早速ディスカッションを始めるなど、とても印象的なスタートとなりました!
まずはこれまでのプロセスで分岐した7つのテーマグループに分かれてディスカッション。各メンバーが取り組みたい切り口やアイデアをより具体的に決定していく回として、再生材への理解を深めながら、疑問点や可能性を相談できる技術アドバイザーのみなさまにも参加いただきました。
今回のRMDには、5つのクライテリアが存在します。
共感を得られるか?、影響力・効果が大きいか?、新しい視点があるのか?、実用可能性があるのか?、そして、ワクワクできるか?
これらの指標を意識しながら、互いに意見を交換してアイデアに向き合っています。
▼技術アドバイザーの皆さまも登場!
全体ディスカッションの時間では、個人・グループ等、これから活動するチームに分かれて発表。
どのような場面に必要なものなのか、何を変えたいと思っているアイデアなのか、再生材に対し、デザイナー・エンジニア視点で様々なアプローチが共有され、刺激を与えあうディスカッションとなりました。
次回からは、いよいよ最終プレゼンテーションに向けた解像度の高いアイデアを発表いただきます。
形にするだけではなく、どのような社会課題を解決するアイデアなのか、再生材で取り組む意義は何なのかを考えながら、挑みます。
RMD第2期のこれまでの模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!
- Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②
- Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①

再生材×デザインに向けたアイデアワーク!メンバー同士の多様な着眼点とアイデアの種のラインアップ
●Recycling Meets Design™は、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指す、DNPとクリエイターの共創プロジェクトです。
用途が開拓されていない容器包装リサイクルから出る再生プラスチックを、クリエイターさん同士の豊かな発想力で価値が高いモノへと変換し、世の中に生み出す取り組みです。
●それぞれが持つ現時点の柔らかい考えやアイデアを発散し合うワークショップを開催
第3回目の今回は5つのグループに分かれ、オンライン上でワークショップを行いました。
ワークパート①では取り組みたいと考えている課題やテーマの視点・切り口を共有し、次にパート②ではそれらの課題解決やテーマを実現するために、再生プラスチックをどう活用したいかのアイデアをたくさん出し合ってもらうグループディスカッションを実施。
最後に、各グループでディスカッションしたポイントを全体発表することで、全員がどのような考えとアイデアを持っているかを発散し受けとめ合う機会となりました。今回のワークでは参加クリエイター自身の視点を増やす、広げる、ということに注力しました。
次回はより具体的な視点とアイデアを深めていくワークプロセスに進みます。
▼グループワークの様子
▼オンラインミーティングの集合写真はこのスタイルで!
▼DNPのオープンコラボレーション施設「DNPプラザ」を拠点に開催しています
RMD第4回「IDEATION②」では具体的に視点とアイデアを深めて、デザイン・クリエイションに進むフェーズへと突入していきます。
悩み・考え抜いた先にどのようなアイデアが生まれていくのか? 次回の進捗情報も、ぜひ気にかけて見ていただければうれしいです!
RMD第2期INPUT②の模様はこちらをご参照ください。
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design プロジェクト始動!
- Recycling Meets Designプロジェクト進捗発信
- Recycling Meets Design プレゼンテーションイベント開催決定!
- いよいよプレゼンテーション目前!Recycling Meets Designプロジェクト
Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②

イメージ膨らむ!アドバイザーによる樹脂や技術の知識インプット
第2期RMDの2回目ミーティングは当初リサイクラーの見学を予定しておりましたが、世の中の状況を考慮してオンラインにてアドバイザーによる樹脂や技術の知識インプットの会となりました。
司会よりプラスチックとリサイクルの基礎知識を振り返り、プラスチック製容器包装のリサイクル工場見学の動画を共有し、選別からリサイクル原料ができるまでの様子を学びました。その後、リファインバースグループ加志村様より「プラスチックの加工方法」に関してお話頂き、再生プラスチックを活用した素材の可能性として、再生プラスチックから糸が作れるというお話を伺いました。「再生プラスチックを使って自由な発想でデザインしてほしい。」 という可能性の広がるコメントをいただきました!
その後、DNP須賀より「再生材の成形テストおよび検証内容について」成形テストの詳細や課題をご紹介させていただき、三菱ケミカル西原様より「再生材の品質アップの方法」にて添加剤で付与できる機能例など再生材の活用の幅が広がるお話を伺いました。
最後は、創業から再生材料を使われている大同化成の水戸様より第1期で試作いただいた再生プラスチックシートのお話をいただき、試作の試行錯誤の様子や加工ノウハウをお話頂き、参加者からは「サンプルを見てみたい触ってみたい」と、アイデア発想に繋がる貴重なお話を伺いました。
参加者からは「大変勉強になり、かつとても面白くイメージが膨らみました」「アイデアを形にするための協力体制が整っている」「どんな課題を解決したいかを考えることが大事そうだ」といった運営としてはとても嬉しいコメントをいただいています。参加者が幅広いアイデアを発想し、具現化に近づけるために、RMD運営一同引き続き尽力していきたいと思っております!
次回のIDEATION②ではグループワークを通して、「再生材で社会課題を解決するデザインを考える」というミッションに対して、どんな視点で取り組みたいか、それを実現するためのアイデアをディスカッションしていきます。こちらで進捗を発信していきますのでどうぞお楽しみに!
RMD第2期INPUT①の模様はこちらをご参照ください。
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!

DNPとデザイナーと専門家による共創プロジェクト
2020年に始動したRecycling Meets Design™ Project(以下、RMD)は、デザインの力で環境問題に向き合い課題解決を目指す、DNPとデザイナーと専門家による共創プロジェクトです。2020年7月に13名のデザイナーにご参加いただいたRMD第1期は2021年12月のプレゼンテーションイベントを実施し、多くの方に共感いただくことができました。お陰様で第2期を2021年7月、総勢28名のデザイナーと共にスタートする運びとなりました!
第1期から引き続きご協力いただくTOPAWARDS ASIAのHENRY HO様、GKグラフィックスの木村様、リファインバースグループの加志村様をはじめ、さらに、三菱ケミカルの西原様にもご参加いただき、RMD第2期はより一層パワーアップしています。
「再生材で社会課題を解決するデザインを考える」をRMDのミッションと捉え、アイデアをプレゼンテーションして、実現に向けたパートナー獲得を目指します。
キックオフをオンラインで開催
RMD第2期初回キックオフは7月29日にオンラインで開催しました。コロナ禍で対面での開催が叶わず、DNPプラザから、アドバイザーと28名のデザイナーはオンラインでの参加となりました。
まずはRMDについて参加者と想いを共有し、運営・アドバイザーの紹介、デザイナー自己紹介を行いました。
その後、「日本のプラスチックリサイクル政策と課題」と題して環境省の井関様にご講演もいただき、皆様から寄せられた多くの質問にも、真摯に答えて頂きました。また、DNP環境ビジネス推進グループより、「プラスチック製容器包装リサイクルの実態」について共有し、パッケージにまつわる環境課題とリサイクルに対する正しい認識を持ち、再生材の活用について発想を広げるための情報をインプットしました。
最後にオンライン懇親会を実施し、オンラインではありましたがデザイナー間でのコミュニケーションを取ることができたと思います。デザイナーの熱意、前向きな想いがオンライン上からも伝わり、難しい課題ではありますが、ワクワクするプロジェクトになることを確信したキックオフとなりました!
次回のINPUT②ではリサイクル工程、再生樹脂に関してアドバイザーの講演を中心に開催する予定です。今後は月1回、オンラインまたは対面にてワークショップを実施し、2022年2月にプレゼンテーションイベントをする予定です。こちらで進捗を発信していきますのでどうぞお楽しみに!
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
Recycling Meets Design™ Project 第2期参加者を募集!

RMD第2期スタートします
こちらでも進捗をお伝えしてきたデザイナーと一緒に再生材の用途を考えるRecycling Meets Design™Project。昨年の夏からスタートし、生まれた8つのアイデアをプレゼンテーションイベントで発表したところ、取り組みへの共感やアイデアへの反響を多数いただきました。いくつかのアイデアは、実用化を目指しPOCを始めています。
参加者の方からも、「環境問題に興味はあっても何をしていいかわからなかったが、具体的にデザイナーができることを考えられて良かった」「初めてプラスチックリサイクルの実態を知り、他のクリエーターの方と意見交換する中で得られた気づきがたくさんあった」とのコメントをいただきました。一方で、一度アイデアを出して終わりにはできるものではなく継続して取り組んでいくべき課題だとも感じています。
そこで、今年も第2期としてRecycling Meets Design™Projectを実施することにしました。
環境課題に対しアクションを起こしたいと思っているクリエーターの皆様、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指し、再生プラスチックの価値ある使い道を一緒に考えてみませんか?ご興味がある方は参加要項をご確認の上、ぜひお申込みください。
参加要項
■求める参加者
・環境問題に関心がありさまざまな課題解決を目指したいデザイナー、クリエーターの方
・幅広い領域、視点の異なるデザイナー
・ パッケージ、グラフィック、建築、ファッション、プロダクトデザイナー、プランナー、コピーライター等
■参加のメリット
・個々人では、アプローチが難しい環境問題に対して共に模索でき、具体的な行動につなげることができます。
・ 環境課題、リサイクルへの正しい知識を得ることができます
・共創を通じて、さまざまな専門家、技術者、クリエーターとの情報共有、ネットワーキングができます
・DNPの共創施設が利用できます
・プレゼンテーションや成果の発表など、環境課題へのアプローチを発信することでご自身の考えや創造性を社会に提言することができます
■実施期間
2021年7月~2022年2月 (全8回)
第1回 INPUT
第2回 INPUT
第3回 IDEATION
第4回 IDEATION
第5回 CREATION
第6回 CREATION
第7回 リハーサル
第8回 プレゼンテーションイベント
実施形式:集合またはTeams によるオンライン形式
実施会場:大日本印刷会議室( 市ヶ谷)
※集合形式を基本としますが、社会状況により変更の可能性があります
■参加条件
・参加費無料
※最終プレゼンに至るまでのプロセスにおいての制作はご自身にて負担いただきます。
ただし、プロトタイプ作成等において参加者と運営事務局で検討の上、一部制作支援を行います
・全日程参加可能であること
※所属会社等の許可等の確認は各自にてお願いします。
・共創プロセスによる対話や議論に前向きに取り組んでいただける方
・定員数:議論を深めるため、20名程度を予定しています。
※定員を超えた場合お断りすることがあります。ご了承ください。
※参加者の個人情報について:本プロジェクト以外の目的での利用または第三者への提供はいたしません。
※免責:本プロジェクトに参加中の事故により参加者が身体および財産上の被害を被った場合、その損害は参加者自身が負担し、運営事務局に何ら請求はできません。参加者は運営事務局およびすべての参加者・関係者に対し損害を与えた場合は、自らの責任によりこれを解決し、責任・負担などの請求はできません。本プロジェクトの参加者は、これらの参加要件をすべて読み、申し込みをした時点ですべての内容に同意したものとします。
■申し込み方法
①以下を記載し、事務局アドレスまでメールを送付ください。
氏名、所属先(会社名)、連絡先(メールアドレス・電話番号)
②事務局より「申込書」PDFを送付いたします。
③「申込書」に必要事項を記入し、期限内に事務局アドレスまで「申込書」を添付してメールを送付ください。
■申し込み期限
6月30日(水)
Mail : RMD_dnp@team.dnp.co.jp
皆様のご参加をお待ちしております!
いよいよプレゼンテーション目前!Recycling Meets Designプロジェクト

~最終プレゼンテーションに向けて~
デザイナーと一緒に再生材の用途を考える「Recycling Meets Design」プロジェクト。最終プレゼンテーションに向けた最後の進捗報告として第5回クリエーション#2の様子をご紹介します。
第1回、第2回の記事はこちら
第3回、第4回の記事はこちら
第5回クリエーション~再生材の可能性~
第5回RMDは最終プレゼンテーションに向けた最後のクリエーションとなりました。
7月にキックオフをした「Recycling Meets Design」プロジェクトも早いもので12月に突入し、残すは12月18日の最終プレゼンテーションのみとなりました。プラスチックの基礎知識および国内外の状況等をインプットし、オンラインでバーチャルリサイクル工場見学を行うなど、半年間で深めた知識と参加デザイナーの専門知識を掛け合わせることで、再生材の可能性が広がる幅広いアイデアが生まれました。DNP技術者、リファインバース株式会社のお二人からの専門的なアドバイス、そして参加者同士でさらにお互いのアイデアや方向性に意見をし合い、高め合いながら協創していきました。それを単なるアイデアで終わらせず、『デザイン』の力で再生材を活かしたい、最終プレゼンテーションではそれぞれのアイデアの着眼点やストーリーをご紹介いたします。
最終プレゼンテーションに向けてRMD運営メンバーも総力を挙げて準備を進めております。新型コロナウイルスへの対策を徹底し、DNPプラザに参加デザイナーが集結し、オンラインで配信いたします。ご覧いただくには事前のお申込みが必要となります。
「Recycling Meets Design」プロジェクトに少しでも興味を持っていただき、共感いただける方々のご参加をお待ちしております。
■Recycling Meets Design Projectプレゼンテーションイベント 開催のご案内
■開催日時:2020年12月18日(金)15時00分〜17時00分
■参加形式:オンライン形式 teams会議
■申し込み方法:下記Webフォームよりお申し込みください。前日までにオンラインteams会議参加URLをお送りいたします。
https://www.dnp.co.jp/CGI/event/solution/seminar/form.cgi?seminar_id=s_pk_201218
■申し込み期間:2020年12月16日(水)12:00まで
■参加費:無料
Recycling Meets Design Project プレゼンテーションイベント開催決定!

CO-CREATIONのひとつ、「還すをデザインする」をテーマに進めている再生のプロジェクト、「Recycling Meets Design Project」で生まれたアイディアやストーリーをご紹介するオンラインプレゼンテーションを開催いたします!皆様ぜひ下記よりお申し込みください!
再生材への意識を変える【Recycling Meets Design Project】
プレゼンテーションイベント開催のご案内
この度、容器包装プラスチックのリサイクルから生まれる再生材の課題に着目したプレゼンテーションイベントを開催する運びとなりました。専門家や技術者の知見とデザイナーの視点を掛け合わせ、「再生材を未来の資源として捉え可能性を拡げる」アイデア、ストーリーをご紹介いたします。
当日は、環境動向やリサイクルの現状を共有し、幅広い分野のデザイナーによる活用アイデアプレゼンテーションを行います。循環型社会の実現のために、皆さまと共にアイディアの具現化に向けたインスピレーションが生まれる場にしたいと考えております。
ぜひ、ご参加いただければ幸いです。
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Recycling Meets Design Project プレゼンテーションイベント 開催のご案内
■開催日時:2020年12月18日(金)15時00分〜17時00分
■参加形式:オンライン形式 teams会議
■申し込み方法:下記Webフォームよりお申し込みください。前日までにオンラインteams会議参加URLをお送りいたします。
https://www.dnp.co.jp/CGI/event/solution/seminar/form.cgi?seminar_id=s_pk_201218
■申し込み期間:2020年12月16日(水)12:00まで
■参加費:無料
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これまでの活動内容を下記にてご紹介しております。ぜひご覧ください。
■DNP INNOVATION PORT
「還す」をデザインする~回収と再生の循環で実現する新しいリサイクルのカタチ~ 活動報告
https://www.dnp-innovationport.com/co_creation/designing-recycle/
■TOMORUBA DNP包装事業部が、共創の先に描く「新しいリサイクルのカタチ」
https://tomoruba.eiicon.net/articles/2146
Recycling Meets Designプロジェクト進捗発信

~本当の意味でこの課題と向き合うためには~
デザイナーと一緒に再生材の用途を考える「Recycling Meets Design」プロジェクト。
第3回第4回の様子をご紹介します。
( 第1回第2回についての記事もぜひご覧ください!)
7月に行われた第1回のキックオフでは「我が国のプラスチック循環を取り巻く動き」をテーマに環境省のご講演をいただき、DNPより、「プラスチック製容器包装のリサイクル実態と再生樹脂について」プラスチックの基礎知識および国内外の状況等をインプットしました。第2回では埼玉県にある株式会社エコバンク様にご協力いただき、オンラインでのバーチャルリサイクル工場見学を実施。
参加デザイナーも環境に対して今まで以上に意識を向けるようになり、日常生活での気づきなどチームスを通して情報交換をし合いながら、アイディエーションの期間に突入しました。疑問があればその都度チームスに投げかけ、DNP技術アドバイザー、リファインバース株式会社のお二人からも専門的なアドバイスをいただき、デザイナー同士での情報交換を行うなど、より知識を高め合いながら「Recycling Meets Design」プロジェクトは進行しています。
第3回アイデア発想~着眼点・ストーリー・社会的インパクトとは~
第3回アイデア発想はオンラインで実施しました。今までインプットした情報を元にデザイナーの発想で広げたアイデアを各自発表していきました。「どんな部分(着眼点・切り口)に共感したのか」「どうすればもっとストーリー・アイデアが充実したものになりそうか」「どうアレンジしたら社会的インパクトが大きくなりそうか」をディスカッションのポイントとし、発表したアイデアに対するディスカッションを通してさらにアイデアを深めていきました。第4回のクリエーションに向けて、アイデアによってはデザイナー同士で協働し合い、複数上がったアイデアはディスカッションにより絞っていくなど、個別に打合せを重ね、再生材を用いた試作の確認を行っていきます。
第4回クリエーション~アイデアを具現化に近づけるために~
第4回クリエーションは初めて対面での実施が叶い、除菌・換気・ソーシャルディスタンス等の新型コロナウイルスへの対策を徹底しての開催となりました。第3回で発散したアイデアを深め、具現化に近づけるためのディスカッションを行い、デザイナー同士の積極的な意見交換はもちろん、DNP技術者からの専門的なアドバイスやリファインバース株式会社のお二人からの前向きなコメントなど、アイデアをより深めることができました。
7月から始まった「Recycling Meets Design」プロジェクト、チームス上で面識はありましたが、やはりデザイナーの皆さんと直接言葉を交わし、アイデアへの想いを伝えることは、改めて特別なことであると実感しました。もちろん、オンラインでのメリットも多くありますが、世界が変わっていく、人々の価値観も変わっていく、そんな状況だからこそ「Recycling Meets Design」プロジェクトは意義のある取組なのではないかと感じています。
このプロジェクトに込めた想い『デザインの力』で、再生材を活かしたい。環境課題へのデザインの参画は簡単なことではないけれど、再生材への価値観を変えていきたい、デザイナーの皆さんの強い想いを感じた素晴らしいクリエーションとなりました。
リサイクル材への様々なアプローチ、それぞれに可能性が感じられたアイデア発想およびクリエーションとなりました。環境課題へのデザインの参画は簡単ではありません。本当の意味でこの課題と向き合うためには、ひとりのデザイナーの経験値やタレント性だけではなく、様々な視点からの知見を重ね合い、議論し最良の解に近づけるしかないと感じています。次回の第5回クリエーション#2でさらにお互いのアイデアや方向性に意見をし合い、高め合えるような協創プロセスを踏み、12月の最終プレゼンテーションに臨みます。最終プレゼンテーションは外部の方々にもご覧いただけるようオンラインでの配信を予定しています。「Recycling Meets Design」プロジェクトに少しでも興味を持っていただき、共感いただける方々のご参加をお待ちしております。『デザインの力』で、再生材を活かしたい。参加デザイナーの強い想いを感じていただける場にしたいと考えています。
12月の最終プレゼンテーションの詳細はこちらで発信していきますので、どうぞお楽しみに!
Recycling Meets Designプロジェクト始動!

「ゴミを資源に」 再生材への意識を変える
パッケージをめぐる様々な環境課題に対し、国の政策としても2030年までに容器包装の6割をリユース・リサイクルするといった方針が示されています。しかし、現実にリサイクルを推進するには課題が多く、またすべてのステークホルダーで課題に対する意識が高いとは言えません。
パッケージリサイクルの大きな課題の一つが、再生材の価値が低いということ。再生する過程で品質が下がってしまう事で用途が限定され、リサイクル材の価値が低くなってしまうのが実態です。
この再生材の用途を広げることができれば需要が生まれ、もっと価値の高い素材として捉えてもらえるのではないか?
そこには「発想の力=デザイン力」が生かせるのではないか?
私たちはそう考え、今回デザイナーと一緒に再生材の用途を考える「Recycling Meets Design」プロジェクトを立ち上げました。
プロジェクト参加者のデザイナー、ディレクターがパッケージにまつわる環境課題とリサイクルに対する正しい認識を持ち、再生材の活用について発想を広げる場を提供し、ほかのクリエーターや生活者に発信することで、再生材に対する人々の意識を変える。
以前からデザイナーの環境課題への取組について議論を進めていたTOPAWARDS ASIAのHenry HOさん、GKグラフィックスの木村さんとともに参加者を募ったところ、プロダクト・グラフィック・モビリティ・建材・屋外ファニチャーなど幅広い分野のデザイナーの方々がこの目的に賛同し、参加してくださることになりました。また、様々な素材のリサイクルに取り組まれているリファインバース株式会社にもアドバイザーとしてご協力いただけることになり、プロジェクトをスタートすることができました。
キックオフをオンラインで開催
第1回Recycling Meets Designプロジェクトは7月31日にオンラインで開催しました。コロナ禍で対面での開催が叶わず、11名のプロジェクトメンバーは除菌、換気、ソーシャルディスタンスを徹底した会議室から、7名のアドバイザー、13名のデザイナーの皆様はオンラインでの参加となりました。
まずは参加者の皆様とプロジェクトに込めた想いを共有し、自己紹介を行いました。その後、「我が国のプラスチック循環を取り巻く動き」をテーマに環境省の井関様にご講演もいただき、皆様から寄せられた多くの質問にも、真摯に答えてを頂きました。DNP環境ビジネス推進Gより、「プラスチック製容器包装のリサイクル実態と再生樹脂について」共有し、質疑応答により理解と気づきを深めました。
参加者からの前向きな想いがオンライン上からも伝わり、キックオフを終え、大きなチャレンジの先に見える新しい未来を共有することができました。
バーチャルリサイクル工場見学!?
第2回Recycling Meets Designプロジェクトはリサイクル工場見学を予定していましたが、コロナ禍で大人数での見学が叶わず、バーチャルリサイクル工場見学と称してオンラインでの開催となりました。
ご協力いただいたのは埼玉県にある株式会社エコバンク様。
少しでも臨場感が伝わるよう、事前に運営メンバーでリサイクル工場見学をさせて頂き動画を撮影。当日は撮影した動画を流しながら、運営メンバーがリサイクル工場から現地中継し、DNP社内と参加者を繋ぐ新しい試みとなりました。
「バーチャルリサイクル工場見学」ののち、「現地から中継!質問コーナー」では社長の高橋様に参加者からの質問に直接お答え頂きました。特に質問が多かったのは「色」について。「一般的な再生樹脂は深緑色。同じ色だけ集めて機械にかけることは現実的ではなく、いつも同じ色の廃プラスチックが入手できるわけではないため、安定した同じ色にすることは困難」と高橋社長。ただ一見マイナスと見える再生樹脂の特性も「色をマーブルに表現できたら綺麗」「同じ色にならないことが却って面白い」「魅力的な色の名前を付けられないか」などと参加デザイナーからの前向きな声が寄せられ可能性の広がる議論となりました。
次回はいよいよアイデア発想です。今までインプットした情報を元に各参加デザイナーがアイデアを持ち寄り、ディスカッションでそのアイディアを深めていく予定です。「デザイナーは難しい課題であるほど燃える。」との心強い言葉もあり、デザインの力が発揮され解決につながるアイディアを見出すことができるのでは!と期待しています。
今後は月1回を目安にオンラインまたは対面にてワークショップを実施し、12月にプレゼンテーションイベントをする予定です。こちらで進捗を発信していきますのでどうぞお楽しみに!
海ごみ問題の解決に取り組む「Alliance for the Blue」のプロジェクト第一弾を推進

海洋環境への負荷軽減に貢献する製品・サービスの開発と資源循環モデルの構築
大日本印刷株式会社(DNP)は、海洋環境の保全と経済的な成長を両立する持続可能な社会の実現に向けて、一般社団法人Alliance for the Blueに参画し、サプライチェーンの複数の企業との連携によって、海洋環境への負荷低減を実現する製品・サービスの開発や流通・リサイクルの仕組みの構築を目指しています。
7月29日(水)には、Alliance for the Blueのキックオフミーティングが開催され、使用済みの容器や樹脂製品等を新たな資源として捉え、企業や利用者間で共有していくという価値観に基づき、企業連携による樹脂の循環型利用モデルの構築を目指すことなどを確認しました。今後、この取り組みの第一弾として、各社連携による実証プロジェクトを開始*1し、海洋環境への負荷軽減に貢献する製品・サービスやシステムの開発と、資源循環モデルの実証実験などを行っていきます。
*1 実証プロジェクトは、DNPおよびリファインバース株式会社が中心に推進
詳しくは以下のURLをご参照ください(2020年7月30日 DNPニュースより)
エコのためだけじゃない、魅力あるリサイクルの仕組みづくりへの挑戦

プラスチックリサイクルの現状とは
2017年のデータでは、日本の廃プラスチックの有効利用率は86%ですが、その内訳はマテリアルリサイクル23%、ケミカルリサイクル4%、サーマルリサイクル58%となっています。半分以上が焼却されており、その際に発生する熱エネルギーを回収・利用することで「サーマルリサイクル」としてカウントされています。欧米ではリサイクルはマテリアルとケミカルのみで、日本はサーマルを除くとOECD加盟国34か国の中でも27位というのが実状です。
(参考)
一般社団法人プラスチック循環利用協会「プラスチックリサイクルの基礎知識2019」
東京23区のごみ問題を考える|OECD加盟34か国、一般廃棄物とリサイクル率(2013年)
そんな日本もペットボトルに関しては80%以上がリサイクルされているといわれ、繊維に生まれ変わったり、再びボトルに戻って使用されるBottle to Bottleの動きも進んでいます。
そもそもなぜリサイクルが必要?
回収されないプラスチックは燃やされて埋め立てられるか、道端や海岸等に捨てられているものに関しては時間をかけて細かく分解されマイクロプラスチックとなって生態系を壊し、ウミガメ等の生存を脅かすことになります。そしてゆくゆくは私たち人間の安心安全を脅かすようにもなりえます。未来の子どもたちが安心して暮らせるきれいな自然環境を守るためには、今この環境課題に向き合う必要があります。
使いどころのない再生プラがリサイクルの妨げに
そんな中、廃棄プラスチックの4割を占める量が毎日排出されているのが容器包装プラスチックです。これらは各市町村で一旦簡易分別された後、再生業者に運ばれて、洗浄、粉砕、溶解等の工程を経て新しいプラスチックに再生されます。ですが、この再生プラスチックは品質の劣化や衛生面から、もう一度元の包装容器に使用することは難しいのが現状です。輸送に使用するパレットや、公園のベンチ等使える用途が限られてしまい、それでも使い切れないため海外にも輸出されています。このように元の状態から品質や価格だけでなく、価値も下がってしまうことがリサイクル推進の阻害要因の一つになってしまっています。
ものづくりの会社としての使命
大日本印刷はペットボトルを始めとするパッケージや、販促ツール、カード類、建材等の製造で様々な領域でプラスチックの製造をしています。長年モノづくりによって成長してきている企業として、クライアント企業や生活者を巻き込んだリサイクルを積極的に推進していきたいと考えています。リサイクルには多くの課題がありますが、特に大きいのは「回収」と「再生」だと考えています。このプロジェクトではこの2つのテーマをメインに、生活者が楽しく継続的に参加できるプラスチック回収のスキームを構築し、より価値と魅力のある再生プラスチックでできたものが暮らしの中にあたりまえにある未来を目指していきます。
プラスチックリサイクルの回収と再生、そしてその循環を一緒に実現してくれるパートナーを探しています。環境問題をもっと身近な取り組みに変え、誰もがあたりまえに行動する未来をつくっていきましょう!
展示会開催!「Recycling Meets Design®展 『デザインの力』で再生プラスチックを活かしたい。」

デザイナー・リサイクラー・エンジニアとともに創出したリサイクルの可能性を広げるアイデアを公開
●Recycling Meets Design®Projectは、「デザインの力で環境課題を解決する」ことを目指す、DNPとクリエイターの共創プロジェクトです。
DNPは、2020年よりプラスチックパッケージのリサイクル促進を目的としたデザイナーとの共創プロジェクト「Recycling Meets Design® Project」を実施しています。多様な専門の強みを持つリサイクラーやエンジニア等が参加しており、アイデアや技術・ノウハウの掛け合わせによる新しい価値の創出に努めています。
今回、2022年7月27日(水)~10月1日(土)に、企画展「Recycling Meets Design®展 『デザインの力』で再生プラスチックを活かしたい。」を開催します。DNPが運営するオープンイノベーション施設「DNPプラザ」(東京都新宿区)を会場とし、プロジェクトメンバーが自らの経験も踏まえて取り組んできた、「デザインの力」を活かした再生プラスチックの新たな利活用のアイデアを展示します。
●再生プラスチックの新たな使い道ープロジェクトから生まれた18点のアイデアを展示!
本企画展では、再生プラスチックの成り立ちや素材特性について学べるコーナーや、プラスチックリサイクルについてインプットできるスペース、Recycling Meets Design® Projectの活動紹介コーナー、そしてプロジェクトメンバーのコラボレーションによる再生プラスチックの利活用アイデア18点を出展・・と盛りだくさんな展示内容となっております。展示を通じ、再生プラスチックに親しみとポジティブな価値を感じていただき、資源として回収されたプラスチックパッケージが、「デザインの力」によって再び私たちの暮らしを豊かにしていく可能性を見出だしていただければ幸いです。
リサイクルや環境問題にご興味のある方、ご家庭で回収されたプラスチックパッケージの行方が気になる方、デザイナーのアイデアを実際に見てみたい方、お子様の夏休み自由研究テーマを探している方・・・・・・皆様の来場をお待ちしております。
今後、本企画展をきっかけとして、引き続きパートナー企業・団体を募り、プロジェクトから生まれたアイデアやストーリーを具現化するとともに、環境関連の課題解決につなげていきます。
■Recycling Meets Design®展 概要
○開催期間 : 7月27日(水)~10月1日(土)
○開館時間 : 10:00‐20:00 ※日曜日、年末年始、施設点検日除く
○会場 : DNPプラザ(東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル1F)
○入場料 : 無料
○参加デザイナー(会社名五十音順・敬称略) : 株式会社アンダーライン グラフィック:佐々木晴美、有限会社小川裕子デザイン:小川裕子、株式会社COLOR.:シラスノリユキ/シラスアキコ/サトウトオル、有限会社ザリガニワークス:坂本嘉種/武笠太郎、株式会社GKグラフィックス:真野元成、株式会社GKダイナミックス:梶田岳/中野太久二/菱木啓之/三富貴峰、株式会社GK設計:加藤完治/浅田英紀/藤原芳博、株式会社GTDI:板倉真紅/杉本優弥、資生堂クリエイティブ株式会社:金内幸裕/塩田笑子/廣川まりあ、STUDIO BYCOLOR:秋山かおり、大日本印刷株式会社:籠谷隆/鈴木英怜那/任田進ー/鶴田崇義、TEAM FAIR PLAY:廣瀬俊朗/伊藤亜実/福井佑介、株式会社日本デザインセンター:梶原恵/深澤冠/星野旭毅/松永遥/横田泰斗、NECKTIE design office:千星健夫、株式会社BULLET:小玉文、Peter Schmidt Group:川村未来、グラフィックデザイナー:小林麗
○協力(五十音順、敬称略) : ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、川上産業株式会社、大同化成株式会社、ツジカワ株式会社、三菱ケミカル株式会社、株式会社リファインバースグループ
○主催 : RMD運営事務局 (TOPAWARDS ASIA/株式会社GTDI:Henry Ho、株式会社GKグラフィックス:木村雅彦、大日本印刷株式会社)
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年6月28日 DNPニュースより)
「Recycling Meets Design展 『デザインの力』で再生プラスチックを活かしたい。」を開催 | ニュース | DNP 大日本印刷
RMD第2期のこれまでの模様はこちらをご参照ください。
- Recycling Meets Design™ Project 第2期キックオフ!
- Recycling Meets Design™ Project #2 INPUT②
- Recycling Meets Design™ Project #3 IDEATION①
- Recycling Meets Design™ Project #4 IDEATION②
- Recycling Meets Design® Project #5 CREATION①
- Recycling Meets Design® Project #6 CREATION②
- Recycling Meets Design® Project 2022プレゼンテーションイベント開催のご案内
RMD第1期の模様はこちらをご参照ください。
履歴書、運転免許証、パスポート、願書などさまざまなシーンで利用するものの、誰もが特に意識することなく使っている証明写真ブース。 何気なく立ち寄るコンビニや駅にひっそりとあるその空間は、わずか1㎡にも満たない小さなスペースです。日常的に目にするその小さな空間を、単なる「撮影スペース」から最新のテクノロジーを使って生活者に新たな体験を提供できる「デジタルデバイスブース」に変えていきたいと考えています。 DNPが全国に約7.400台設置している証明写真ブースの可能性を拡げ、より便利で豊かな暮らしの実現に挑戦していきます。
DNPは創業以来、「秀英体」を代表とするフォント開発や文字だけでなく色・音なども含む情報加工技術で、多様な人に適した情報を伝えるコミュニケーション基盤を培ってきました。そして、近年は、多様な人々の社会参画からコミュニケーションのあり方が多様化する中、テクノロジーの発展により、さまざまな「想いをつなぐ」コミュニケーション手法を追求しています。ダイバーシティコミュニケーションにより、誰もが想いを伝えられて、アクションを起こしやすい世の中になることで、社会全体の活動総量を増やしていくことを目指します。