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2020.5.29
  • CO-CREATION

AI・機械学習サービスを活用したプロダクト開発を行うハッカソンを、Google Cloudの協力により開催

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2020 年 2 月 27 日に大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社(以下、Google Cloud)の協力によりハッカソンをスタートしました。このハッカソンでは、Google Cloudで提供されているAI・機械学習サービスを活用したプロダクト開発を行います。

DNPからは、全国の開発拠点から選抜した15名が、Google Cloudからは4名のエンジニアが参加し、社会に対してプロダクトの発表を目指して日々活動中です!

Googleキックオフ

 

DNPは、情報コミュニケーション分野では、生活者の価値感やライフスタイルが大きく変化する中で、商品やサービスの価値を最大限に高める「最高のカスタマーエクスペリエンス(=CX)」を実現することを目指し、デジタルトランスフォーメーション(=DX)を推進するという「DX for CX」をキーコンセプトとした事業活動を推進しています。そのためのデジタル人材育成にも積極的に取り組んでいます。

 

昨年(2019年)、DNPがAI搭載の自動走行カーの大会で世界一になったことをきっかけに、「AIにチャレンジしたい!」と多くのエンジニアがAI技術に興味を持つようになったため、次なるステップとして、Google Cloud の協力のもとでハッカソンをスタートさせました。

 

ハッカソンでは、AI技術を活用したプロダクト開発だけではなく、新しいアイデアの立ち上げに伴うリスクを軽減するために作られた Google のデザイン スプリント フレームワークに触れる機会を創出することも目的としています。

 

なぜGoogleが世界に必要とされるプロダクトを生み出すことができるのか・・・

なぜGoogleが多くのプロダクトを高速に生み出すことができるのか・・・

なぜGoogleが日々新しい技術に挑戦できるのか・・・

 

そのヒントを、ハッカソンを通じて得ることができるのではないかと考えています。

また、今回のハッカソンでは、AIを搭載した什器など、DNPの強みである「ものづくり」も意識し、Google Cloud × DNPならではの、社会に役立つプロダクトを開発していきたいと思っています。

AI活用次世代ショールーム店舗boxsta

一方、Google Cloud は今回のハッカソンを通じ、 Google Cloud Platform(以下、GCP)を活用することで、アイデアを簡単に素早く形にすることができることを体験して欲しい、 GCPのメリットを実際の体験として知って欲しい、という思いで参加しています。

 

この取り組みが始まったのは、2020年2月末。

COVID-19対策で、ハッカソンの活動はリモートワークが中心となりましたが、Google Meet などのツールを使用してディスカッションを行いました。

 

普段はアプリケーション開発を主業務としているエンジニアですが、試行錯誤しながら、180を超えるアイデアが生まれました。

アイデア出しの様子

 

4月21日、180を超えるアイデアの中から、MVP(実用最小限の製品: Minimum Variable Product)として開発するテーマを決定しました。

 

MVPは「まず短期間で動くものを作ってみる」という、Googleの製品開発にも取り入れられている手法となります。資料ベースのアイデアから最終的に開発するプロダクトを決めるのではなく、MVPでアイデアを形にして、様々なフィードバックを得た上で、開発プロダクトの絞り込みを行っていきます。

 

早速Googleの手法を取り入れ、5月にMVPの開発に取り組んでいます。MVP開発するアイデアのイメージ

次回は、MVP開発の様子をお届けいたします!