「挑み続ける力」はどこから生まれるのか? ―ユーザベースCEOが語るリアルストーリー―
- 新規事業創出に興味がある企業
- 大企業との事業共創・オープンイノベーションに興味がある企業
- 「挑戦し続ける」姿勢を持ちたいと思ってる方
皆さん、こんにちは。DNP INNOVATION PORT運営メンバーの野崎です。
今回は、DNPグループ内で開催された社内セミナーのレポートをお届けします。
スタートアップ企業との共創や新規事業開発を推進するうえで大切なマインドセットについて、等身大の経験に基づいた話を聞くことができ、私自身も多くの学びと気づきを得られました!
セミナーの概要
2025年5月30日、株式会社ユーザベース(以下:ユーザベース)とDNPの共催で、DNPグループ社員向けにスタートアップマインドに関するセミナーを開催しました。
ユーザベース代表取締役CEO・稲垣裕介氏をお招きし、「挑み続ける力 ~創業から今までのリアルストーリー~」というテーマで講演いただきました。
本セミナーは「挑戦し続ける個人や組織の姿勢」をテーマとし、スタートアップと大企業の共創を検討する方々、日々の業務の中でさまざまな挑戦を重ねている方の後押しとなることを目的としています。
講演内容について
・創業と立ち上げの原点
稲垣氏には自身の学生時代の体験に触れながら、創業に至るまでの思いや立ち上げ時のエピソードを語っていただきました。学生時代には自信が持てず、行動することを恐れていたとのことで、その後悔が原動力となり「迷ったら挑戦する」という姿勢から起業を決断されたとのことです。
2008年の創業直後、長年の友人との信頼関係が揺らいだり、初対面のメンバーとの意思疎通が難しかったりと組織づくりの難しさに直面するという経験をされました。
そうした葛藤の中でも、何度も対話を重ねるうちに「なぜ自分たちはこの会社をやっているのか」、「どうありたいのか」といった問いをチームで共有することの重要性に気づいたそうです。
対話を重ねる中でチーム全体が導き出したのが「The 7 Values」と呼ばれる共通の価値観でした。衝突を経たからこそ深まった相互理解を土台に、価値観が明文化されたことで組織としての芯が定まったとのことです。
DNPとして新規事業に取り組む際にも、こうした価値観の共有がチームの推進力となることを再認識させられる内容でした。
・成長と再挑戦のフェーズ
NewsPicksの立ち上げやグローバルM&Aを通じてユーザベースは急成長を遂げました。その一方で、挑戦の総量が組織のキャパシティを上回り始め、さまざまな摩擦が生じていった様子が語られました。
経営体制が拡大し、意思疎通が難しくなる中で、対話の機会が減ってしまいチーム内に不安が広がった時期もあったとのことです。特に、共同創業者が次々と経営から離れていく中で、稲垣氏が一人で経営を担うようになった時期には、孤独や葛藤と向き合いながらも「会社をもう一度立て直す」という覚悟を固めたと振り返っています。その後、非公開化という大きな決断を経て、現在の新たな一手としてAI時代に適応したプロダクト戦略についても語っており、経済情報プラットフォームとしての強みを生かした、新たなチャレンジにも取り組まれているとのことでした。まだまだ挑戦を止めない姿勢に、刺激を受ける社員が多く見受けられました。
最後に
本講演は「事業そのもの」ではなく、「人」や「組織」そして「信頼」といった本質に立ち返る内容で「対話の重要性」、「挑戦とは何か」を改めて考えさせられる機会となりました。
DNPとしても新規事業や共創の取り組みを加速するなかで、互いの立場や背景を理解し、信頼関係を築きながら挑戦を続ける姿勢が求められます。今回の講演を通じて、挑戦を続けることの意味とその先にある共創の可能性を改めて感じることができました。
今後も共創・オープンイノベーションに関連した情報の発信を行っていきます。
ご興味、ご関心お持ちいただけた方は、是非こちらからお問い合わせください。