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2023.6.26
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AMRの移動距離を30%以上短縮する経路最適化シミュレーターを開発

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【この記事はこんな方におすすめ】

  • 労働力不足の課題に直面し、業務効率化に取り組む必要のある企業の方
  • 複数のロボットを同時に効率よく制御する技術に興味のある方
  • 物流倉庫や製造工場、飲食店など自律走行搬送ロボットが導入されている企業の方

 

DNPと、Ultimatrust(アルティマトラスト)株式会社は、物流倉庫や飲食店等で稼働する自律走行搬送ロボット(Autonomous Mobile Robot:AMR)の経路を最適化するアルゴリズムと、その導入効果を検証できるシミュレーターを開発しました。

Ultimatrust(アルティマトラスト)株式会社の展開する「Wisbrain」は、設置した多様な情報機器から取得したデータを集約し、AI(人工知能)で高精度な解析を行うシステムです。今回、このシステムに、膨大な選択肢から最適な解を抽出する「組合せ最適化問題」を高速で処理する「DNPアニーリング・ソフトウェア(DAS)」を搭載しました。DASは量子コンピュータで用いられるアニーリング手法を、GPU(Graphics Processing Unit)を利用した並列計算により高速化したソフトウェアです。

 

【開発したアルゴリズムとシミュレーターの特徴】

  • AMRの移動距離を従来手法と比べて約3分の2に短縮
  • 突発的に発生した障害物などにもリアルタイムで対応可能
  • AMRのさまざまな作業環境に広く対応

 

今後、さらなる社会の持続可能性と生産性の向上に貢献するため、複数のロボットを同時に効率よく制御することで、AMRの一生の有効活用を促進します。

ロボット導入による効果検証を示していくほか、2023年度中に、本アルゴリズムを用いたAMRの経路最適化システムを開発し、提供していきます。

 

本取組や、組合せ最適化、経路最適化への取組にご興味のある方はぜひコチラからお問合せください!


詳しくは以下のURLをご参照ください(2023年6月23日 DNPニュースより)

大日本印刷とUltimatrust 自律走行搬送ロボットの経路を最適化するシミュレーターを開発 | ニュース | 大日本印刷