NEWS ALL
2020.12.24
  • CO-CREATION

【イベントレポート:後編】BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP大日本印刷

SHARE

2020年11月26-27日に「BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷」の大賞授賞式とステージイベントが開催されました。後編ではトークセッションの様子をご紹介します!

>>前編はこちら

 

■安田美沙子さんのトークセッション「育児・保育のあったらいいなを実現するベビーテック」

27日のステージイベントでは、ゲスト審査員の安田美沙子さんをお招きし、モデレーターとして株式会社パパスマイル 代表取締役の永田さん、DNPのBabyTechプロジェクト担当の大島が登壇し、子育て現場でのテクノロジー活用を巡るトークを繰り広げました。

talkshow

永田さんが受賞商品を実際に使用した感想を安田さんに尋ねると、自身の育児経験も交えて数点のサービスが紹介されました。

健康管理部門 優秀賞の「ポケモンスマイル」について、息子が自分から歯磨きをするようになったきっかけであり、毎日の歯磨きがなかなか順調に進まずに生じていた育児のストレスを、解消してくれたことへのありがたさを語りました。

 

また、保育ICT部門 大賞の病児保育支援システム「あずかるこちゃん」については、園から子どもの体調不良の連絡を受けてもすぐには迎えに行けない時などに、24時間いつでも全国の病児保育施設の検索ができる便利さと、頼れる存在に対する安心感を安田さんは感じたそうです。

「育児は一人ではできないし頼れるものは頼りなさいと言われるけど、実際は(周りに)言いづらかったりする。そういうときに預かってくれるところがあるとありがたいです。このご時世、人付き合いも減ってきている中だと特にそう感じます。」

 

“こんなBabyTechがあったらいいな”のテーマに対しては、「産後のママのケアアイテムがあると良い。ママのケアをすることが赤ちゃんとの関係を良くすることに繋がると思います。」と答えた安田さん。今までの自分のケアと、産後の状況はまた違うもの。こんなアイデアも、今後のBabyTech開発に活きてくるかもしれません。

 

トークセッションは、これからのBabyTechについて三者のコメントで締め括られました。

「今回審査をする中で、妊活アプリや成長記録のアプリなど、自分が使ってきたサービスもあった。ママにならなかったら知らなかったけど、今はなくてはならないもの。スマホで簡単に使えるサービスが、育児には不可欠だと思います。」(安田さん)

 

「これからもたくさんのBabyTechサービスが出てくる。この市場がより活性していくことで、産まれた子どもたちが幸せに成長することを願い、取り組んでまいります。」(永田さん)

 

「子育ては、小さな困りごとが解決されないままに積み重なって、大きな社会問題になっていく。社会が変わるのを待つのではなく、企業の力で能動的に社会を変えていくアクションをしていきたいと思います。」(大島)

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

イベント終了後、プロジェクト担当の大島と浜本に、本イベントを通した今後の展望について聞いてみました。

 

「子育ての事業に取り組む企業は、みなさんご自身の原体験をもとに、熱い想いを持たれていることを実感しました。それが合致する企業同士でこれから始めていけそうなアクションにワクワクしています!」(大島)

 

「イベントでは感度の高い企業と対面でじっくりお話することで、熱い共感と次に繋がるご縁もたくさんいただき、非常に手ごたえを感じました。ここで出会えた企業を巻き込みながら、BabyTechで大きなムーブメントを作っていきたいです!」(浜本)

3shot

育児・保育の現場ではまだまだIoT、ICTサービスの活用が進んでおらず、その現状を手助けするBabyTech自体の認知拡大もこれからです。その中で、子育ての現場に寄り添いサービス開発を進める企業がいます。そして、培ったノウハウやネットワークを活かし、共創という形で更に大きなアクションを実現していくDNP。それぞれの強みと熱量が相乗して、BabyTech市場のさらなる拡大に期待が高まると同時に、これからの子育てには個々人に合った選択肢が増えていくはず―――そんな希望が感じられる2日間になりました。今後もDNP BabyTechの取り組みの進捗にご注目ください!