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2020.12.24
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【イベントレポート:前編】BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷

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2020年11月26-27日、DNPが協賛した「BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷」が開催されました。DNPのBabyTechへの取り組みや、受賞企業によるピッチと受賞商品、ゲスト審査員の安⽥美沙⼦さんのトークセッションなどのイベントの様子を、前・後編の二本立てでご紹介します!

 

※「BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷」は、育児や保育を助ける優れたICT、IoT商品を表彰するアワードです。今回、DNPはプラチナスポンサーとして協賛し、育児・保育領域でのビジネス開発と情報発信を進めています。

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DNPのBabyTechプロジェクト担当である大島に、本イベントの協賛に込めた想いを聞きました。

「本イベントには、たくさんの育児・保育関連企業や団体が来場されます。DNPが推進したい共創の取り組みはパートナーがあってこそなので、いい出会いに期待しています。また、BabyTechはまだまだ認知拡大が必要な段階にあります。より多くの方に知っていただくことで世の中にプロダクトやサービスを届ける第一歩にしたいと思います。私自身、ベビーテックを知ったのは昨年度の本イベントがきっかけだったので、協賛によりさらなる盛り上げに寄与したいと考えました!」

 

実際に、展示会場にはDNPによるBabyTechへの取り組みの紹介コーナーが設けられ、共創の取り組みについて発信するとともに、DNPが提供しているBabyTech商材を展示しました。DNPが育児・保育のイベントに出展している意外性もあり、来場された企業との情報交換は盛り上がりを見せていました。

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同じくBabyTechプロジェクト担当の浜本に、来場企業の反応について聞いてみました!

「DNPが目指す共創の構想を発信することで、パートナーになり得る出版、音楽、育児系メーカーなどの企業様から興味を持っていただいています。”自社でも子育てにまつわるオープンイノベーションに取り組み始めているが、次のアクションに困っているので情報交換をしたい”、”BabyTechに興味はあるが、自社が持つ課題との親和性に悩んでいたので是非ディスカッションしたい”といったお声をいただきました。今回、会場にはDNPが提供するBabyTech商材のひとつである「mamaro®」を展示していますが、子ども向けの施設を設計・施工する企業様からも多くのお問い合わせをいただきました。」

 

■「サービス連携でより良い子育て支援を」授賞式での大賞企業ピッチ

26日には「BabyTech® Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷」大賞商品・サービスの授賞式が開かれました。(全6つの審査部門:「①授乳と食事 ②学びと遊び ③安全対策と見守り ④妊活と妊娠 ⑤健康管理 ⑥保育ICT」)

 

プレゼンターとして大島、浜本も登壇し、各社に賞状を授与する場面も。

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受賞企業・受賞内容の詳細はこちら

 

健康管理部門の大賞の「ぴよログ」は授乳や睡眠、おむつなど育児の記録が手軽にできるスマホアプリです。株式会社ぴよログの代表取締役社長である榊原氏は「従来の育児記録の入力負荷に着目し、とにかく簡単に記録できることを重視した」と開発背景を話しました。

「アプリを開かずにウィジェットからワンタッチで記録したり、AIアシスタントを使いハンズフリーで記録することができます。今後も様々なデバイスと連携し、より便利な記録アプリとして成長していきたいです。」

 

また、授乳と食事部門大賞のAI献立自動作成アプリ「ミーニュー」を開発するミーニュー株式会社 代表取締役である三宅氏は、自身の育児経験から家事の中で最も時間を要する料理に着目し、献立を考える」負担を解決するアプリを開発したと話します。献立自動作成で週に約140分を節約できることや、小さな子どもなど家庭に応じてカスタマイズできるといった利便性が紹介されました。

三宅氏は「私たちだけでは提供できる領域に限りがあるので、今回のアワード関連サービスとの連携も視野に入れ、より良い子育て支援に貢献していきたい」と締めくくりました。

 

■実際に体験できる!授賞商品展示ブース

各部門の受賞商品が並び、実際に体験できるようになっていました。厳正な審査を経て受賞したプロダクトが一斉に並ぶ様子は圧巻でした!

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どの商品も実際に触ることができ、利便性や活用イメージをリアルに感じることができる展示でした。特に人が集まっていたのは、学びと遊び部門の大賞商品である家族型ロボット「LOVOT」。おしゃべりや抱っこをしながら自社での活用法を検討される来場者もいらっしゃいました。

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受賞商品の中には、産後だけではなく妊活や妊娠中といった産前に使うものもあり、育児・保育に関わる幅広いサービスがまだまだたくさんあることに驚きました。今後、BabyTechの認知が一層拡がることで、これらのプロダクトが子育ての現場で活用されていくことに期待が高まります!

 

後編では、2日目のトークセッションの様子をお届けします。

>> 【イベントレポート:後編】に続く