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2021.7.07
  • CO-CREATION

【BabyTech TOUCH出展企業ご紹介Vol.4】株式会社ファーストアセント/赤ちゃんの睡眠リズム形成をサポートするスマートヘッドライト「ainenne」

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現在開催中の「BabyTech TOUCH(ベビーテックタッチ)」の出展企業ご紹介と、DNP BabyTechにおける共創活動の方向性について発信する記事の第4弾です。

 

赤ちゃんの睡眠リズム形成をサポートするスマートヘッドライト「ainenne」(株式会社ファーストアセント)

ainenneは、赤ちゃんの起床就寝のリズム形成を助けることを目的に開発された、世界初の睡眠指導ベッドライトです。

人間が朝日を浴びることにより体内時計がリセットされることをヒントに、アラームの時間に合わせて、朝日を模したLED光を点灯させ、爽やかな目覚めを促します。

またファーストアセントは、国立成育医療研究センターと共同で、子どもの成長・発育・生活習慣についてのビッグデータ解析研究を行っており、そのノウハウを活用して寝かしつけの記録や夜泣きの情報を元に推奨起床時間の予測をします。

赤ちゃんの泣き声診断アプリ「CryAnalyzer」や、育児記録アプリ「パパっと育児@赤ちゃん手帳」等、創業以来ベビーテック領域の先頭を走り続けているファーストアセントが、これらのノウハウや技術を詰め込んで開発しました。

 

リアルな場での体験で、商品理解を深めてもらいたい

私たちがBabyTech TOUCHの構想を始めた2020年末時点で、既にainenneは大きな話題になっていました。ベビーテックを語る上ではかかせない最新プロダクトであり、寝かしつけや睡眠という子育ての課題に対して、朝日を浴びることで体内時計がリセットされることをヒントにした「光の目覚まし」という新たな切り口で踏み込んでいる点が、まさに「子育てのアップデート」だと感じ、出展のお声がけをしました。スムーズな寝かしつけの実現は、親側の気持ちの余裕を生み出し、夜の自分時間の創出にも繋がることから、「効率化」の価値を提供するプロダクトとして展示しています。

CES2021でイノベーションアワードを受賞したこともあり、「どんなプロダクトなのか?」「なんかすごそう!」と興味を持っていただく方は多かったと思います。しかし、同社の服部伴之代表取締役CEOは、きちんと商品理解をしてもらってこそ意味があると考え、BabyTech TOUCHでの体験やスタッフからの説明により、睡眠リズムを整えるロジックや背景、効果などの知識のギャップを埋めることができるのでは、と期待されていました。

実際、BabyTech TOUCHでも最初は物珍しさで眺めていらっしゃる方に、機能の詳細などご説明すると、興味と理解が深まり、最終的には購入検討をしていただけます。

 

ベビーテックで日本の子育てをポジティブに

ベビーテックは、欧米で先行して普及が進んでいます。欧米では新生児の頃から子どもと大人は別部屋で寝ることが多いと言われていますが、ベビーモニターとスマホで子どもを見守ることができるベビーテックの導入を、ポジティブな生活変化と捉える人が多いようです。日本では、子育ては人の手をかけることが良いとされる価値観が根強く、普及のハードルはまだまだあるかもしれません。

ainenneを開発したファーストアセントは、子育ての不を解決するだけでなく、子育て自体をポジティブに転換するモノ作りを意識しているそうです。欧米の商品を真似るのではなく、日本の育児にどうベビーテックをなじませるのか?を考え、独自の道を歩んでいます。

 

この考え方は、DNP BabyTechが掲げている「産みやすく、育てやすいに留まらず、産みたくなる、育てたくなる社会の実現」という思いにも通じています。子育てを支えるのは自分たちだけではなく、テクノロジーもパートナーになること。信頼できるプロダクトやサービスがたくさん開発されていることは、産む前にも抱きがちな子育てへの漠然とした不安に対して、少しポジティブな気持ちへの変換をしてくれるきっかけになると思います。

ainenneの普及はもちろんのこと、ainenneの技術とDNPの開発力やクライアントネットワーク等のリソースを掛け合わせた新たなプロダクトの開発は、DNP BabyTechとして是非目指したい方向性です。

 

ainenneが出展するBabyTech TOUCHは7/9(金)まで五反田のアカチャンホンポTOC店で開催中です。ぜひお越しください!

 

※BabyTech/ベビーテックは株式会社パパスマイルの登録商標です。