アーバンスポーツでつなぐ未来 DNPが挑む地域活性化プロジェクト
- アーバンスポーツを活かした取組に興味のある方
- アーバンスポーツのイベントやパーク運営などすでに取り組まれている方
- DNPのアーバンスポーツの取組に興味のある方
DNP INNOVATION PORTの小泉です。
今回はDNPが取り組むアーバンスポーツのプロジェクトについてメンバーにインタビューを行いました。
アーバンスポーツは、単なる競技を超え、ストリートカルチャーとして人々をつなぎ、地域に新たな魅力を生み出しています。DNPは、このアーバンスポーツの力に着目し、地域活性化を目指す新たな挑戦を始めました。
なぜスポーツの中でもアーバンスポーツを取り上げるのか、そしてどのような魅力が地域活性化に活かせると考えているのか、テーマに対する思いやこのプロジェクトに至った背景など、担当者の思いをお届けします。
仲谷昌也さん(ABセンターデジタルイノベーション事業開発ユニット ユニット長
兼 同ユニット スポーツビジネス推進部 部長)
大里尚さん (同ユニット スポーツビジネス推進部第2グループ リーダー)
岩原綾香さん(同ユニット スポーツビジネス推進部第2グループ)
なぜDNPはアーバンスポーツに注目したのか?
Q. 今回のプロジェクトのミッションをお聞かせください。
仲谷:
『スポーツを通じて社会課題を解決し、新たな価値を生み出す。』これが我々のプロジェクトのミッションです。
その中でアーバンスポーツを利用した地域活性化への展開を模索しています。
私たちが所属しているスポーツビジネス推進部では、単なるスポーツ市場への参入ではなく、スポーツの持つ可能性と魅力を活かした社会課題の解決を目指しています。
プロジェクトとしては、2017年ごろから市場検討を始め、最初はアマチュアスポーツのDX化に取り組み、種目としてはトラディショナルスポーツから開始しました。色々な競技団体様と会話をしてきた中でアーバンスポーツにも触れることがあり、他のスポーツとは少し異なる音楽や文化などカルチャーとして広がる様子に注目しました。
Q. スポーツのなかでも、アーバンスポーツに着目した背景について教えてください。
仲谷:
まず、型にはまらない自由で楽しい特性と、街中で気軽に楽しめるというところが魅力かと思います。特別な施設がなくとも、地域住民や若者が自然と集まる場となるのもいいですね。
大里:
他にも、コミュニティ形成や交流を生む力を地域活性に活かせないかと考えました。アーバンスポーツの『リスペクト文化』には、勝敗に縛られない交流やコミュニティ形成の力があると感じています。同じスポーツを楽しむ仲間として異なる世代が交わる場を提供することで、多世代交流の新しい形を作れる可能性を秘めています。
街と人をつなぐアーバンスポーツ:DNPの挑戦と市場の可能性
Q. アーバンスポーツ市場の現状について教えてください。
大里:
アマチュアスポーツ市場はまだ成熟しておらず、市場規模を正確に把握するのが難しいという課題があります。アーバンスポーツにおいても競技者が協会などに加入・登録するケースは少なく、愛好者などを含めて公式なデータが整備されていないのが現状です。
岩原:
そして、そこにもビジネスとしてのチャンスがあると考えています。
DXツールを活用し、愛好者を会員として組み入れる仕組みを整え、市場全体を可視化する取組を進めています。愛好者を把握することは、新市場創出のために必要な一歩であると感じています。
Q. アーバンスポーツを通じて、地域にどのような価値を提供しようとしているのですか?
仲谷:
価値提供として、大きく3つの切り口があるかなと思っています。
街の魅力発見・発信、リスペクト文化の活用、ローカルコミュニティとの連携です。
大里:
1つ目は、遊休施設や未利用地を活用した体験機会の提供を考えています。それにより人の流入を起こし、街の賑わい再生や新たな魅力発見・発信につなげていきます。
2つ目は、年齢・性別・国籍などにとらわれない価値観や勝ち負けだけにこだわらない新しいスポーツ観を生かした取組として、子供たちの学び・未来の可能性を広げる教育プログラムの展開を検討しています。
そして3つ目は、持続的な地域活性に貢献するために、地域住民やローカルコミュニティを巻き込み、スポーツを「する」人だけではなく、「みる」人、「ささえる」人へ向けたサービスを展開することを考えています。少しでも早く皆さんにお話しできるようにプロジェクトを進めていきます。
岩原:
また、DXツールを活用することで愛好者の行動データやイベント情報を集積し地域ごとの特徴やニーズを明確にするための取組の検討も進めています。これによりイベントや施策を地域特性に合わせて最適化することが可能となり、より効果的な地域活性化に繋がると考えております。
地域とカルチャーをつなぐ:DNPが考える共創の形
Q. プロジェクトの成功のために、どのようなパートナーと連携していきたいですか?
仲谷:
地域活性化を実現するためには、地域特性やストリート文化に精通した方々と協力することが非常に重要だと考えています。また、社会課題の解決を一緒に目指してくれる企業や自治体とも連携していきたいですね。
何よりも、アーバンスポーツと街の魅力を掛け合わせて新しい価値を作るということにわくわくしていただける方とご一緒できるとうれしいです。
大里:
そうですね。単なる業務委託や場の提供といったことだけではなく、スポーツを通じて地域で何が実現できるかを一緒に考えられる関係が築ければと考えています。
たとえば、シャッター通りでイベントを行うことで商店街の賑わいを再生する、アーバンスポーツを楽しむための街のルールを設計する、ダメージを前提としたベンチや手すり、花壇などの公共設備を設置するなど、街とスポーツが共生する空間づくりを進めていきたいです。そのためには、自治体や学校、商店街、商業施設などとの連携も必須になります。
新たな可能性への挑戦:DNPが描く地域の未来
Q. アーバンスポーツを通じて、今後どのような未来を目指しているのでしょうか?
大里:
私たちは、アーバンスポーツを単なるスポーツとしてだけでなく、地域を活性化する新しいカルチャーとして根付かせていきたいと考えています。アーバンスポーツ固有のストリートから生まれた自由な発想や創造性をもって、多様な人と人、人と街の共生を促すスポーツと社会の新しい関係性作りを進めていきたいですね。アーバンスポーツと街が共存する姿を生み出すことで、様々な人や文化が集まる新たなコミュニティの場を創出していくことを目指しています。
岩原:
技術面でいえば、XR技術を活用した新しい体験の形を模索しています。
また、DXを利用して魅力を共有できるようなプラットフォームがあれば、新たな街に足を運ぶきっかけにもなると考えており、その土地ならではの魅力をデジタルとリアルの両面で楽しめるような体験を提供していきたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
アーバンスポーツのプロジェクトは、まだ始まったばかりですが、すでに多くの取組にチャレンジしています。次回は、教育分野での活動について取材をしてきましたので、その様子をお届けします。
DNPはこれまで、紙媒体やWEB媒体など様々なコミュニケーションを支えてきました。
これからはスポーツの魅力を活かしたコミュニケーションを創造し、新たな価値をお届けします。今後も、DNPのアーバンスポーツの取組を是非チェックしてください。
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