三郷中央におどりプラザ(三郷市)でのイベントで実証実験を実施しました~魔法のような虫めがねver.1~

- AI/IoT、センサー、ブロックチェーン、5G・・・など先端技術を保有し、共創型でサービス開発を行いたい企業
- 生活者接点としてスペースやコミュニティを保有し、検証の場として提供可能な企業
- アジャイルでのサービス/製品開発が実現可能な企業
- 自社の眠っている技術を、生活者向けに展開したい企業
先日、DNPのトピックスとして公開した「魔法のような虫めがね」について、2020年12月12日(土)・12月13日(日)に、三郷中央におどりプラザ、三郷市SDGs推進イベント実行委員会共催のイベント「えほんよもう-三郷SDGs推進イベント」で市場調査・実証実験を実施しました。
今回は実証実験のご報告とDNPから出展していた展示についてのご紹介をします。
「えほんよもう-三郷SDGs推進イベント」について
「えほんよもう-三郷SDGs推進イベント」は、「えほんをもっと楽しくふれあおう!!!」をコンセプトに約1,000冊のえほんが読み放題、遊び放題のイベントです。
絵本の展示、絵本の読み聞かせコーナー、えほんづくりワークショップなど、絵本に関する様々な体験ができました。
DNPからは「魔法のような虫めがね」と「ひらがなスゴロク」を展示させていただきました。
「魔法のような虫めがね」実証実験のご報告
【目的】
「魔法のような虫めがね」のアジャイル開発を進め、ビジネスの実現性を検証するにあたり、想定ユーザである3~10歳前後のお子さん、親御さんの声を製品開発に反映するために、お子さん向けのイベントで市場調査・実証実験を実施しました。
【「魔法のような虫めがね」について】
AI搭載の「魔法のような虫めがね」は、専用の「虫めがね」をかざした文字や絵、写真やイラストなどをAIが認識し、その内容について、音声や音楽で教えてくれる「魔法のような」情報機器です。

※詳細はDNPのトピックスをご確認ください。
【イベントの様子】
会場入り口に展示させていただき、イベントの来場者の方に、デモ機を使用してもらい、実際に使用してみた感想などをフィードバックいただきました。

【フィードバック】
お子さんからは、
- おもしろい!
- もっと使いたい!
といった、「魔法のような虫めがね」を使ってみた率直な感想や、
- 空をかざしたら、宇宙が見える機能が欲しい。
- 毎回読み聞かせの声を変えて欲しい。
- ちゃんと拡大して欲しい。
といった、追加機能に関するリクエストをいただくことができました。
親御さんからは、
- 子どもは物をすぐ無くすので、見つけられるようにして欲しい。
- 子どもは次々読みたがるので、レスポンスを早くして欲しい。
- 一人で遊ばせる時(ごはんの支度の時間など)に使わせたい。
といった、小さいお子さんを持つ親ならではの着眼点から、フィードバックをいただくことができました。
その他、三郷市の方や大学の教授など多くの来場者の方から、様々なご意見いただきました。
私たちも実際に使用していただいている様子を見て、デバイスの形状や、処理、AIに関する改善点を認識することができたので、早速プロダクト開発に反映していきたいと思います。
「ひらがなスゴロク」実証実験のご報告
DNPが独自で開発を進める「ひらがなスゴロク」の実証実験を2020年12月13日に実施し、合計28組の親子に体験して頂きました。
「ひらがなスゴロク」は、絵本の文字を使って親子で遊び、読書習慣につなげる知育玩具です。
絵本を読んだ後、親子でサイコロを作ってこのスゴロクで遊ぶことで、親子の対話が活発化し、読書を通した学び(※)が深まる設計にしました。今後、製品化するかどうかは現在未定ですが、本イベントの実証実験後に検討いたします。
※学び=「知識・興味をひろげる」「表現力を鍛える」「分析・論理力の向上」「言葉を好きになる」


おわりに
初めて社外の想定ユーザの方に使用していただき、社内でのディスカッションだけでは気づけなかったような改善点を見つける、大変貴重な機会となりました。
フィードバックをいただいた内容を検証し、プロダクト開発に活かしていきたいと考えています。
今後も機能開発、フィードバックのサイクルを回していき、より良いプロダクトを目指していきたいと考えておりますので、実証実験のできる場をご提供いただける方、課題解決にご協力いただける企業がございましたら、お問い合わせください!
最後になりますが、三郷市イベント関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。