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2025.01.20

誰一人取り残さないコミュニケーションを目指す「DNP対話支援システム」とは?

誰一人取り残さないコミュニケーションを目指す「DNP対話支援システム」とは?
この記事はこんな人におすすめ
  • 誰一人取り残さないコミュニケ―ションの実現にともに挑戦していただける方
  • 言語の壁を越えたスムーズなコミュニケーションを活用した新たな体験をともに作っていただける方
  • ユニバーサルコミュニケーションの取組に興味・関心のある方

DNP INNOVATION PORT運営の小泉です。

これまで、ユニバーサルコミュニケーションプロジェクトでは、「じぶんフォント」を活用し、読み書きのシーンで誰一人取り残さないコミュニケーションを目指し、プロジェクトを進めてきました。DNP INNOVATION PORTでも活動の様子を報告させていただいておりました。
※関連記事はページ下部よりご覧ください。

今年は「デフリンピック大会」が東京で開催される予定があり、聴覚障がいのある方や多くの外国人が集まる国際スポーツイベントの盛り上がりに期待が高まっています。
”聞こえない、聞こえにくい” ”日本語が通じない”といった対面シーンでの「言葉の壁」を解決するプロダクトのご紹介です。
誰一人取り残さないコミュニケーションを目指す「DNP対話支援システム」について、担当者の思いやこのプロダクトの特長など、是非ご一読ください。

目次

  1. 対話支援システムのコンセプト・ビジョン
  2. プロジェクトリーダーコメント
  3. 対話支援システムのできること
  4. 問い合わせについて

対話支援システムのコンセプト・ビジョン

対話支援システムのコンセプトは“言葉の壁を越えて、豊かなコミュニケーションを実現する”です。
本プロジェクトでは、年齢、障がい、国籍などに関わらず、誰もが暮らしやすく、活躍できる社会の実現を目指しています。

『言語の違いを越えてリアルタイムにスムーズに会話ができたらいいな』
『筆談だと表情がみえず、相手の感情やニュアンスを感じ取れない』
『窓口などで説明を聞いても重要なポイントがわからず何度も聞いてしまう』
そのような、コミュニケーション上での言葉の壁を越えて誰一人取り残さない、正確で安心な対話の実現を目指します。

本プロジェクトリーダー伊藤 メッセージ

DNP対話支援システムは、窓口業務等の対話の音声をリアルタイムで文字に変換し、目立たせたい単語をフォントで強調して、透明ディスプレイに表示するシステムです。

開発のきっかけは、DNPが取り組んでいた感情表現フォント技術(※)の研究でした。
テキストのイメージに合ったフォントに自動で切り替えるDNPの技術を、映像の字幕表示に適応する研究の中で、聴覚に障がいのある方には、文字の表現で情感や要点が伝わりやすくなる効果があることがわかったのです。
すぐに役立てたい気持ちで、会話をリアルタイムに文字化する音声認識システム「YYSystem」を聴覚障がいのある方々に広く提供されている株式会社アイシンの開発リーダーとお会いする機会を得て、コラボレーションを提案しました。
先方では会話の音声認識に加えて、雰囲気も伝えられないか検討を始められていたこともあり、快諾をいただいて共同開発が進みました。さまざまなフィールドでPOCを行い、DNP社内に在籍している聴覚障がいのある社員とも評価を重ね、多くの方の協力を得てリリースに至りました。

DNPは長い歴史のなかで、印刷、WEB、映像等のメディアを通じて、人と人とのコミュニケーションを支えてきました。この対話支援システムでも、その役割は変わりません。聴覚障がいのある方や高齢者、外国人など、言葉に壁のある人がコミュニケーションで取り残されない、安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
是非皆さんと一緒に実現したいです。
ご興味のある方、一緒に取り組める可能性が少しでもあれば、まず、私と皆さんのコミュニケーションの壁を超える機会をいただけますと幸いです。


DNP感情表現フォントの一例

(※)感情表現フォントシステムについてはこちら
「DNP感情表現フォントシステム」を開発 | ニュース | DNP 大日本印刷

DNP対話支援システムでできること

簡単に4つの特長のご紹介です。
【リアルタイム字幕】
会話の音声をリアルタイムに文字化して表示しながらコミュニケーションをとることが可能です。

【多言語翻訳】
多言語翻訳(31言語)が可能なため、言語の壁がある相手ともスムーズなコミュニケーションをとることができます。

【透明ディスプレイへの表示】
透明なディスプレイにより、相手の顔を見ながら会話をすることができます。さらに、画像や動画なども表示することができます。

【DNP感情表現フォント】
喜怒哀楽や強調すべき内容を判別し最適なフォントで表示し、会話ニュアンスや重要なポイントを文字でも表現できます。

※音声認識・文字化・翻訳は株式会社アイシンの技術です。
※機能、デザインなど当ページの情報は2025年1月現在のものです。

透明ディスプレイへ、リアルタイムに文字が表示され、図が表示されている様子
多言語(31言語)翻訳設定の様子

対話支援システムに関するお問い合わせ

「DNP対話支援システム」に関する詳しい情報やお問合せはこちらのサイトをご覧ください。


次回は、DNP内での対話支援システムのユースケースをご紹介いたします。
利用することにより、どのような言語の壁を超えることができたのか、少しでもイメージが伝われば幸いです。

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