アジャイル開発を楽しみながら学ぶボードゲーム「DNPアジャイルボードゲーム」
- 新規事業創出に興味がある企業
- 大企業との事業共創・オープンイノベーションに興味がある企業
大日本印刷株式会社(DNP)は、サービスやシステム開発に用いるアジャイル開発の手法の一つ「スクラム」が体験できるボードゲーム「DNPアジャイルボードゲーム」の試作品を開発しました。「アジャイル開発」とは、小さな仮説から検証を進め、立証した事実を積み重ねることで、無駄を少なく技術や製品・サービスを成長させてゆく手法です。また、その一種に、スポーツのラグビーのように、チームメンバー同士がタスク(業務課題)を分担し、それぞれの成果を持ち寄って開発を進めていく「スクラム」という手法があります。
ボードゲーム作成の狙い
アジャイルの考え方は開発だけでなく、ビジネスのあらゆる面で活用され始めています。普段開発に関わっていない社員にもアジャイルに興味をもってもらうことを狙いとして、楽しくアジャイルに触れられるボードゲームを作りました。ゲーム感覚で楽しみながらアジャイル・スクラムのポイントを体感できることを目指しています。
ターゲット
- アジャイルに興味を持っている方
- アジャイルの考え方を組織内に広めたい方
ボードゲームの概要
- スプリント(ゲーム内での1ターン)内で、次の①~③を繰り返し実施します。
① スプリント計画:スプリント内で何を実行するか決める
②デイリースクラム:計画したことを順番に実施する
③スプリントレビュー:スプリントでの作成物を確認し、案件達成の判定を行う
- チーム力を強化し、目指す「作成物」の種類と数に応じて「案件」を達成していきます。「案件」の難易度に応じて対価を得ることができ、最も早く、一定の対価を得たプレイヤーが勝利します。
- 1回につき60~90分で、最少2名~最多4名でプレイできます。
- スクラムの未経験者もプレイ可能です。
ボードゲームをプレイしての感想
- ゲームだととっつきやすくて、「やってみようかな」と思えた
- ウォーターフォールとアジャイルの違い(繰り返し回すこと)がなんとなく分かった
- すごく楽しくスクラムの手順が学べた
今後の展開について
これまでにいただいたフィードバックを元にいくつかの目的にあったボードゲームの作成を進めています。
- 初めて触れる方向けアジャイルボードゲーム
- チームの連携を高めるカードゲーム
- スクラムのロールを理解するボードゲーム
ボードゲームへのフィードバック
DNPアジャイルボードゲームは生まれたばかりのボードゲームです。初めてアジャイルに触れる方には難しいと感じられることや、熟練者にとっては物足りないと感じられることがまだまだあります。皆さんのフィードバックにより、このボードゲームは育っていきます。今後体験会の実施やご希望のあった企業様での実施を予定していますので、フィードバックへのご協力をよろしくお願いします。
DNPのアジャイルへの取り組み
DNPは生活者にいち早く新しい価値を届けるため、これまでも多くの企業等のソフトウエア開発のほか、自社で提供しているDNPソーシャルアクションサービス「May ii(メイアイ)」やDNPアスリート支援プラットフォーム「CHEER-FULL STADIUM チアスタ!」などでアジャイル開発の手法を取り入れてきました。また、2020年5月より、システム開発に携わる社員に「スクラム」の教育を行い、2022年4月までに200名を超えるScrum Alliance認定資格者を育成しています。
詳しくは以下のURLをご参照ください(2022年5月20日 DNPニュースより)
アジャイル開発を楽しみながら学ぶボードゲーム 「スクラムが体験できるボードゲーム~目指せスクラムマスター~」の試作品を開発 | ニュース | DNP 大日本印刷