PoCフェーズへ進む事業案が決定!|OneABスタジオ2024
- 新規事業創出に興味がある企業
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“新規事業を同時多発的に生み出し続ける場所”というコンセプトのもと発足した、新規事業創出プログラム「OneABスタジオ」。アイデア審査を通過した事業案を含む15件について、約4ヶ月の事業検証期間を経て、その成果発表の場が設けられました。
目次:
1.顧客課題が実在するか
2.事業検証の過程で見える社員の成長
3.スタートアップマインドに火をつける
1.顧客課題が実在するか
参加者はアイデアの実現可能性を具体的に検討するため、市場調査から技術的可否判断まで多くの課題に直面しました。特に、新規事業は「顧客も課題も仮説である」という状況のため、各事業案で想定している顧客と課題が実在するのか、その蓋然性を積み上げていくことが最初の関門でした。
これは、既存業務とは全く異なるプロセスを必要とし、参加者は大企業の中では馴染みの少ない一連の工程に戸惑いながらも、限られた時間の中で事業成立に必要なファクトの獲得に奔走しました。
例えば、特定の顧客層が実際に新しいサービスを必要としているかどうか、どのような課題を抱えているかを正確に把握するためには、課題仮説の構造化や様々な角度でのインタビューおよびユーザーテストが必要です。
参加者は、顧客になりうる候補者探しとアポイントから始め、インタビュー設計をもとに複数人にヒアリングを実施。仮説が外れた場合には、それを素早く吸収しながら、新たな仮説を建てて再度インタビューを複数人へ実施する。といったように、仮説検証を素早く柔軟に繰り返しながら、ニーズ(お金を払ってまで解決したい課題)の存在を掴んでいきました。
2.事業検証の過程で見える社員の成長
顧客から与えられる課題の解決を行う既存事業とは異なり、まだ見ぬ顧客の課題を仮説立てながら確かめていく新規事業。従来とは異なるルールに自身の行動をフィットさせていくことに加え、短期間で十分なデータを集め、信頼性ある結論を導き出すことは難しく、参加者たちは多くの試行錯誤を重ねることになりました。
想定していたような顧客がいなかったり、問題意識はあれどお金を払うほどの課題ではなかったり、既存手段ですでに課題の多くが解決されていたり・・・。仮説が最初から正しいわけはなく、事業案は幾度も修正を求められます。
顧客の課題を正確に捉えるという、事業検証の始まりかつ事業成立に不可欠な工程は、とても地道で愚直に行動し続けることでしか達成できません。
そのようなタフな環境で、モチベーションを維持し、本務との業務バランスも考慮しながら検証を進めてきた参加者たちの顔は、前回の発表会の時よりもたくましく、自信と熱量に溢れているように見えました。
3.スタートアップマインドに火をつける
各事業案の発表が終わり、PoC(Proof of Concept)フェーズへと進める事業案の審査が行われました。
結果、全15件のうち8件がPoCフェーズへと進むこととなり、今後、プロトタイプの開発と想定顧客への提供を通した価値検証や具体的なビジネスモデルの作成と事業計画が進められ、3ヶ月後に事業化可否が判断される最終審査会を迎えます。
OneABスタジオは、結果として新規事業を立ち上げることはもちろん、参加者である社員の行動やマインドに「スタートアップ式」を注入していくことで、会社全体として新規事業を育む基盤を強化することを目指しています。
社員自らが新規事業創出に泥臭く取り組むことで、社内外からの信頼や関心を呼び起こすきっかけとなり、実質的なオープンイノベーションを体現できる企業へと成長できると考えています。
以上、今回は事業検証の成果発表会の様子をお届けいたしました。
次回は、ついに最終審査会!続報をどうぞお楽しみに!