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メディア掲載情報 ~Microsoft Meets Startups Vol.4 イベントレポート~
マイクロソフトによるスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」のミートアップイベントが開催され、大企業側からのリバースピッチという形でDNPが参加しました。 通……
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私たちはパッケージの開発やデザインをするにあたって、「パッケージと人の関わりを徹底的に考える」ことを何よりも大事にしています。
「捨てる」から「還す」に生活者の意識と行動を変えていくためにも、まず生活者の「捨てる」実態を知り、課題をあぶりだしていく必要があると考えました。
そこで昨年、「捨てる」に着目した訪問観察調査を実施。
シニアとミレニアル世代の男女の方々にお買い物や商品の使用シーン、そして捨てるまでの一連の行動観察とインタビューを実施。そこで見えてきたのは、「捨てる」ために多くの手間と時間をかける生活者の姿でした。
例えば、0歳と2歳のお子さんを持ち育休から復帰したばかりの20代女性。
ワークライフバランスを保つため日々分刻みのスケジュールをこなす中、「環境のためにできることはやりたい」とプラスチック容器はしっかり洗って分別。薬味のチューブまで中身を洗ってリサイクルに回していました。70代のシニア女性は、痛む指で長い時間をかけて洗剤の箱を開いてたたむ行動をし、「あと10年経ったらできないわ・・・」とつぶやいていました。
皆さんも捨てることに困ったり、面倒と感じた経験はあるのではないでしょうか。エコのためだからと言って「還す」ためにさらに負担が大きくなったらきっと誰もやってくれないですよね。
さらに、シニア男性からは「一生懸命洗ったり分解してリサイクルに回しても、どうせ燃やしているんでしょう?」という声も。燃料として焼却に回ることも有効な手段の一つですが、自分が取り組んだリサイクルの結果がどうなっているのか実感が伴っていないことも、取り組みを阻害する要因になっているかも知れません。
一方、ミレニアル男性は「海洋プラスチックの問題をテレビで見て、自分のゴミもああなってたらまずいと思った」と話してくれました。それ以来積極的に分別やリサイクルに取り組んでいるそう。
行動を変えるためには、まず正しい認識を持ってもらうことが第一歩になると感じました。
生活者に無理なく参加してもらえる、むしろメリットを感じてもらえるようなパッケージ循環の輪を作っていくため、このような行動観察調査も継続していきます。こんなアプローチだったら喜ばれるのでは?というアイディアがある方、本テーマへのご参加お待ちしています!調査結果をまとめたレポート、「捨てると買うのビミョーな関係」にご興味がある方もぜひお問い合わせください。